お家を設計する時に、1階のキッチンの床は六面体(ヘキサゴン)床暖房のタイルにしていただきました。

最初の投稿にも書きましたが、1階はキッチンダイニングなんですが、キッチンは基本タイルと言うのが、私の希望でした。日本だとお店の床はコンクリートを打ちっぱなしにする事がありますけど、フランスのレストランなどはキッチンはタイルにすると言う決まりがあります。


「全面タイルにします」と話したら、キッチンを作っていただく八十原さんからは、反対されました。「ヨッシーさん、京都の冬は寒いですよ😨」ナルホドね。でも、床暖房入れるからなぁ〜



東京のお家は木の床の床暖房にしていますが、それは床暖房できる専門素材でペラペラした張り物床なんです。昔だったこととありますが、見た感じどうしても好きになれずに、失敗したなぁ〜と思っていました。だけど、空気の流れがある空調の暖房が私は嫌いで、床暖房だけで冬は生活をしています。


床暖房専用の無垢の材木が今はあります。その床を張ってたのを見せていただいた事が有りますが、やはり無垢は伸縮する事があるので、低温でしか床暖房が入れられなかったり、高温にするとやはり隙間が空いたりする事があると聞きました。キッチンは雑巾水拭きしたいから、やっぱりタイルにしたいと決断しました。


でも、結論から言うと、タイルにして正解でした。キッチンダイニングは3箇所床暖房にしましたが、ストーブ前(コンロ)は火を使うから暖かいので床暖は全く入れた事が無い(入れると暑くて調理できない)ですが、後の2つのダイニングの床暖房だけで、他の暖房は一切使わないで部屋全体が暖かくて快適です。夜寝る前に床暖を消して、朝起きて裸足でタイルを踏むとまだおんぼろ暖かく、また、床暖のスイッチを入れると言う感じです。床の下の温水がそのままタイルで保温されているんですね。なんか、全然違ってるけど、昔、湯たんぽのお湯で次の日顔を洗うのを思い出しました。全く関係ないけど!


家はとても小さく天井も低いので、床暖房だけで部屋が温まりますが、天井の高いお家では有効では無いと思いますので、ご注意ください。


この前、八十原くんが椅子の打ち合わせ来てくれたんですが、「タイルにして、腰とか足とか痛くなりませんか?」と聞かれましたが、ここはお店じゃないし、1日中キッチンに立って作業しているわけで無いので全く気になりません。足も今の所は平気かな。導線も短いしね(笑)


玄関からの導線も全てフラットにしました。初めて、砂や埃が入り込むかと思いましたけど、これも意外と快適で、歳をとると躓いたりしないし、玄関の土間も念入りに綺麗に掃除するから、この方が意外と衛生的ですね。泥々になって帰ってくる子供も居ないもんね(笑)

いろんな事が思い切ったお試しでしたが、なかなか良かったと思っています。全てがミニマムな感じですが、必要なものは全て取り入れたミニマムなので、結果は良かったと思います。一つ心配だったのは、大雨が降った時の床上浸水です。これもハザードマップと諸々見て、またこの辺りの下水道の事も調べて、心配無いと一応はお墨付きをいただきました。これから何が起こるかわからないですもんね💦