震災に起因する原発事故
の影響で東京都の水が放射能で汚染され、基準値を上回ったため、乳児には水道水を与えないよう指導が出ました。(3/23発表)
(追記)3/24 15時発表によると乳児の基準値100Bq/kgを下回る、79Bq/kgで、
乳児の摂取制限は解除となりました。継続的に見守る必要はあります。
(追記)3/24 千葉・埼玉の浄水場で100Bq/kgを上回る放射性ヨウ素が検出されています。
乳児を抱える親にとっては心配でたまりませんね

うちも4ヶ月の娘がいるのでとっても心配です

ネットやTV・新聞・雑誌に情報が乱れて混乱しますが、
信用できると思われる専門家の意見を中心に整理してみました

結論から言うと、どうやら現在の水道水を乳児に飲ませても影響はほとんどないようです。
何十年も飲み続けたら影響があるかもしれないというレベルみたいです。
数日間飲んでもまったく影響がないはずです。
乳児については大人に比べて影響が大きいので、
万が一とか心配を減らすためにペットボトルの水を使いましょう。
※ミネラルが豊富に含まれる硬度の高い水は避け、軟水を使いましょう。
授乳中の母親も、心配があるといけないので、
入手可能であれば、ミネラルウォーターを買いましょう。
なければ水道水を沸かして飲みましょう。
料理には水道水を使って問題ないです。
それ以外の人は、普通に水道水を飲んでください。
買い占めはしないでください

あと、東京都
が微力ながらも、乳児がいる家庭向けに、備蓄されている500mlペットボトルの水を3本ずつ配ってくれるみたいです。
こちらは配布方法が区の方から随時公表されると思うので、
区や東京都のホームページなどでチェックしましょう。

ここからは、その根拠となる詳しい説明を書きます。

■ヨウ素の特性
放射性物質というのは、いろいろな種類があるのですが、
今回検出されたのは、ヨウ素131という揮発性が高い放射性物質。
揮発性が高いから、200km以上離れた東京の浄水場まで飛んでこれたのかな。
雨になってやってきたのか、ルートは特定できてません。
このヨウ素131は、揮発性が高いので、
煮沸によりある程度除去が可能であるということ。
※ヨウ素131の沸点は183℃なので、煮沸しても除去できない、むしろ濃度が高まるという人もいます
(追記)実験の結果、煮沸により濃度が高まったそうです!!
また、半減期が8日間なので、8日間でヨウ素は半分に減ります。
80日間で、1000分の1まで減るということです。
なので、原発が落ち着けば、東京の水もすぐに元に戻るということです。
報道された茨城のホウレンソウには、ヨウ素以外にセシウムも含まれます。
セシウムは半減期が30年と長く、ヨウ素より厄介ですが、
今回の東京都の水道水にはセシウムは検出されていません。
■ヨウ素の濃度
ヨウ素の濃度については、以下のような基準があります。
乳児 100Bq/kg (食品衛生法)
大人 300Bq/kg (原子力安全委員会指定)
今回東京23区などに水道水を供給している葛飾区の金町浄水場では、
210Bq/kgが検出されました。
これは乳児の基準値を超えるものだが、乳児以外では問題がないレベルです。
元々この基準値自体も相当厳しいもので、
また何年間も継続して摂取した場合に問題が発生するかもしれない
といった基準なのです。
ちなみに、健康に良いとされるラドン温泉は200Bq/kgくらいは普通にありますが、
数マイクロシーベルト程度の放射線の吸収は体に良いとして、療養に人気がありますね。
■人体への影響
上記のBq(ベクレル)というのは、放射性物質をどれくらい含んでいるかを示す単位です。
一方で、Sv(シーベルト)というのは、人間がどれくらい放射線を吸収(被爆)したかを示します。
今回検出された210Bq/kgの濃度の水道水を毎日1リットル飲み続けても
1年間で高々1ミリSv程度にしかなりません。
これは、まったくといっていいほど影響がない数値です。
■乳児への影響
放射線は細胞の遺伝子(DNA)を傷つけます。
ある程度は修復可能ですが、
細胞分裂が活発な胎児・乳幼児には大きな影響があります。
成人・老人に比べて多大な影響です。
また、授乳中の母親がヨウ素を摂取すると、
その4分の1が母乳へ移行すると言われています。
※まったく移行しないという人もいます
■シーベルト
以下に放射線の量(単位はミリシーベルト)の目安を示します。
5,000 mSv 致死量
1,000 mSv やや危険 吐き気など
500 mSv リンパに影響
100 mSv 人体に影響がある可能性 ← 東電の社員はこれくらい被爆しています!
30 mSv ハイパーレスキュー隊の放水作業時の基準値
5 mSv CTスキャン1回、キャビンアテンダントの1年間の被爆量
0.2 mSv 東京-NY間の航空機1往復、胸部X線撮影1回
これを見ても今回の水道水を飲み続けても人体に影響がないことがわかるでしょう。
今回の水道水が気になる方は、今後飛行機にも乗らないことをおススメします。
■参考文献
- 東大病院放射線治療チーム (team_nakagawa) on Twitter
- MIT研究者Dr. Josef Oehmenによる福島第一原発事故解説
- 福島原発の放射能を理解する カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)物理学科 Ben Monreal 教授
- 福島第一原発で何が起きているのか――米スリーマイル島原発事故より状況は悪い 大前研一
- YouTube - 地震発生から1週間 福島原発事故の現状と今後(大前研一ライブ579)
- 原子力災害時における安定ヨウ素剤予防服用の考え方について 原子力安全委員会 原子力施設等防災専門部会
- 世田谷区 水道水の放射能測定結果について
- 東京都公式ホームページ
- ラジウム温泉 ラドン温泉の紹介 効能
(追加)
- 日本産科婦人科学会 水道水について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内(PDF)
- 東京大学医学部附属病院放射線科の中川恵一准教授による原発事故解説(PDF)
以上

しちゃうんだって。


っていうことですけど、