ヤプーズのアルバム『Dadada Ism』から
大好きなNot Dead Lunaという曲

騒々しいとすら感じる様な激しいイントロだが
不思議と心が落ち着く
戸川純の歌声は少女が大人の女性になるような微妙な揺らぎを感じ、それは歌詞によくマッチしている

奇妙なドラムは行進曲のようだ


この曲の歌詞は病んでいる人によく響くだろう

「頸静脈も切った」「5階からとんだ」
等かなり過激な言葉が並び

誰かと愛し合い失い
お金を稼いで失い

死ねずに、変わらず光る月


言ってしまえばこの曲は何も起きない
希望も絶望もなくただ人生を表す

自分の解釈ではそうだ

手に入れても全て必ず失ってしまい
死にきれずにズルズル生きている
この曲はそんな人生を受け入れてくれるような錯覚に陥るのだ


1992年の音楽だが、2022年現在の今でも
刺さる人間が数多くいる事だろう


新たな知識が入り次第メモを更新する