少し前までは、育児しながら派遣のお仕事をバリバリにしていました。

 

体調を崩して思い知ることになりました。夫は私を助けないということと私にも限界があるということ。

 

夫と私、心と行動のすれ違い

 

出産してからずっと、ワンオペ育児でやってきました。どうしてもどうしても夫に夜の皿洗いをお願いしたくて頭を下げたことがありました。

 

 

「お願いです。夕飯のお皿を洗ってください。お願いします。」

 

 

気持ちを込めて深々と頼み込みました。夫は洗面に向かって何やらしてました。確か夫は入浴後だった気もするしそうじゃなかった気もするし、歯を磨いていたのかもしれません。覚えていません。夫の背中に向かってお辞儀する私を、洗面台の鏡で見ていたはずです。

 

 

「 ・・・ 」

 

 

夫は私の横を素通りし、驚いている私を見向きもせずに無言で寝室へ向かって行き、その後一言も発することなく就寝しました。

 

 

 

夫に無視をされて、その場で呆然と立ちすくんだ私は、「こんな気持ちになるならもう嫌だ」「頼めないのか」「言わなきゃよかった」「でもお願いしないと一人で家のことやっていけない」「協力を期待できないのか」……悲しくて悲しくて、しばらくは居ても立ってもいられない気持ちに襲われていました。

 

 

 

次の日、夫が晴れ晴れした顔で言ってきました。

 

 

「〇〇さん(私)!お願いします!」   と。

 

 

 

意味が分からなくなりました。何を頼まれたかは、私にとって夫の言動が強烈すぎて、忘れてしまいました。そんなに大きな頼み事ではなかった、どちらかというと大したことない頼み事だった気がします。なぜ、そんなことを言うのか、どうして平然としているのか、私の真似をして楽しんでいるのか、色んな思考が頭をめぐっていました。

 

 

夫への理解がとてつもなく苦しものだという事と、私の前夜の落ち込んだ気持ちが置き去りになっている事、どうすることも出来ないほど大きな壁のようなものを感じて、身動きが取れなくなりました。

 

 

 

深くて冷たい孤独に、私は沈んでいきました。 

 

もともとワンオペ育児

 
皿洗いを頼んだ頃は、子どもたちが幼稚園に上がった後の話です。さかのぼって、子どもを出産する前から、夫の家事の協力はゴミ出しだけです。ゴミ出しは立派な家事だと思いますが、問題は「それだけでは家事は成り立たない」ということです。
 
 
妊娠中、具合が悪くなって、どうしてもご飯が作れないときに夫に相談するとスーパーでお弁当を買ってきてくれました。時々値引きシールが貼ってあったりしました。
 
 
産後のことを考えて、夫に料理をお願い出来たらと、あれこれ言ってみたり行動してみたりしましたが、やったことは、1度、パスタをゆでてレトルトのミートソースをかけて出してくれたことがありました。私の精神的ストレスが大きくて、嫌がる夫に料理をお願いすることは諦めました。
 
 
24時間体制で子どもの世話をし、初めての育児で戸惑うことも多くありましたが、夫が私の話を聞く体制にはならないので話が続かないのです。返事が無かったり、「あそう」で終わってしまうので。
 
 
夫に対して「もっとこうすれば良かったんじゃない?」という意見がもしあったとすれば、それはその頃の私には残酷なものです。産後の心身共に衰弱している状態にキツイことを言っても、私には受け止めるスペースがありませんでしたから。
 
 
ただただ、そっと話を聞いて、私の心を受け止めて、日々の生活を助けてくれる存在があったら、どんなにか安らげただろうと思います。弱っている人間につけ込む人には、心を開けませんね。教えてあげているんだという気持ちは高圧的にも感じてしまうものです。
 
 

シングルかと一瞬思ってしまうほどの運動会のような日々

 

私は母子家庭で育ったので、子ども目線ですが、片親生活がどういうものだったかを体験的に知っています。そして、大人になってから振り返ることで、もう一度大人目線でシングルマザーだった母を考えることがあります。

 

 

実体験をしたわけではないので、シングルの気負いというか、覚悟というか、背負うものを実感しているわけではないけれど、母のそれを、幼かった私は直球で感じ取っていました。

 

 

子どもたちには私がしてきたさみしい思いはさせたくないという気持ちが強くて、私は自分の子どもたちには出来るだけ関わろうと決めていました。結果、一人でがんばる毎日になりました。夫にお願いすればケンカになってしまいますしね、自分で解決した方が子どもたちのためにも家庭のためにも良いということが分かったのです。

 

 

で、毎日21時に寝ようと目標を掲げて、運動会のように息切らして暮らす日々を過ごしていました。私が派遣でバリバリ働いていた半年前までの事ですが、今も時々派遣をしていますが、1日9時から17時くらいまで働きます。で、我が家の近くに派遣先がないので、片道20キロ以上50分前後かけて通勤するのです。↓↓↓こんな感じです。

 

 

Flower2 Flower2 Flower2 Flower2 Flower2 Flower2 Flower2 Flower2 Flower2

 

朝、8時前後に子供たちを園の早朝保育に連れていきます。夕方のおやつを持参します。

↓↓↓

その足で、家を出発しましたと派遣会社へ連絡し、出勤します。

↓↓↓

16時、16時半、17時、など派遣先によって退社時間が変わります。退社してお迎え。

↓↓↓

時間があれば途中スーパーに寄ることもあり。お迎え後は子どもたちに車内でおやつをあげます。

↓↓↓

18時過ぎに帰宅。冷凍しておいたご飯を解凍、お肉を焼いたり味噌汁を作ったり。

↓↓↓

ぐずぐず甘えてくる子どもたちをなだめながら、洗濯物を取り込んでお風呂の準備をします。

↓↓↓

食卓にご飯を並べます。各自食べ始めます。私も一緒に食べたり食べながら用足ししたり。

↓↓↓

私、座り込んでしまいます。ボー。子どもたちとなんやかんや。19時半近くまで。

↓↓↓

19時半ごろから20時ごろ、やっと3人で入浴。入浴後保湿に時間がかかります!手際よく優しくペンペンペンペンと体中に塗りたくっていきます。パジャマ着せて、ドライヤーと吸入。次の日仕事なら洗濯機を回します。

↓↓↓

3人分歯を磨いて、21時半ごろようやく就寝。

↓↓↓

が、すんなり子どもたちが寝てくれることもなく、本を読んだり添い寝してるうちに私も寝てしまうことがある。。

↓↓↓

夜中起きるのが習慣になっていて、子どもたちの布団を掛けます。洗濯物を干します。

↓↓↓

そのまま起きられれば、皿洗いしたり、お米を研いでジャーにセットしたりします。で、私も寝ます。起きられなければ朝、わーーーっとやるしかない感じです。やりかけで家を出発することもありました。

 

 

Flower2 Flower2 Flower2 Flower2 Flower2 Flower2 Flower2 Flower2

 

 

8時から早朝保育と、18時半まで延長保育があったので、月極めでお願いして、保育の悩みは特にありませんでした。1人1月4,000です。毎日おやつも少し出ます。

 

 

 

こういう感じです。夫、あまり登場しませんが、18時~19時の間に帰宅してご飯を食べ、一度自室へ行き、21時過ぎ静まったころに部屋から出てきて、おかし食べたり入浴したりしているようです。実際にやっていることは私一人で完結しています。経済面以外は。

 

 

 

派遣は週に3~4日、私が働ける日に登録します。そしてそして、派遣の給料は、1日5,000円~6,500円程度で、交通費の支給は時給に込みになっています。私のように派遣先が遠いと、ちょっと損しちゃいますが、働けないよりはマシだと思っていました。

 

 

余談ですが遠いと通勤でどっと疲れてしまいます。渋滞していると、神経すり減ります。朝は派遣先に、帰りは園に、それぞれご迷惑を掛けまいと、運転を急いでしまうので、安全運転にすごく疲れるのですよ。でも、近くて片道10キロ以上、……距離がありました。

 

 

 

他は園の行事で出向いたり、完全オフの日にして過ごしていました。平日はこういった生活でした。で、土日は夫が行きたいところへ家族と行きます。ということで、私の休日は、派遣も予定も無い平日が付きに数日でした。

 

 

 

平日に運動会のような日々を過ごすことで、私にもオフの日(といっも炊事洗濯はするのですけどね…)が出来て、良かったのです。が、お迎えの時間が遅かったので子どもに負担をかけることになってしまっていました。それで、この生活も、のちに見直すこととなりました。

 

 

 

どうしたら、もっと良く生活が出来るようになるだろう、過ごしやすくなるだろう、って、一人で考えてそれを実行している感じです。フルに気を張ってすごく疲れます。それがワンオペ育児ということだろうと思います。

 

 

 

ただ、育児にも終わりがあるのですよね。今は子育て真っ最中で、ゴールが見えてないけれど、子どもを育て上げた人は口をそろえて言いますよね。「子育てなんて、あっという間よ」と。

 

 

大変でボロボロの心で聞いたときは 「気休めにもなんねーよ…ぐすん と思いました(失礼)。でも、本当のことなんですよね。しみじみ思います。  < たぶん、続く … >