MALDITO PRIMITIVO THE SWEDISH RADIO RECO/SABU MARTINEZ(サブー・マルティネス)


1977年9月28日、ストックホルムのクラブ"Mariahissen"にて、ラジオ収録用にレコーディングされた、完全未発表音源。
ラジオ局の倉庫で長く眠っていたマスター・テープが、30余年を経てついに陽の目を見ることとなる。
晩年のサブーのポリシーでもあったとされる、プログレッシヴ・ラテン・ファンク然としたテイストは、遠くプエルト・リコ~カンタベリー、そしてスカンジナビアを巡るサウンド・トリップ。
ギター、ローズ、エレキ・ベース、トロンボーン&2サキソフォンという11名のフルチューン・バンドには、サブーの息子達であるジョニー&レネ・マルティネスもパーカッションでフィーチュアされ、父譲りの強烈な打音と、トリッキーなリズム・ワークでグイグイと引っ張る。
ねっとりと這うようなエレキ・フレーズと、乾いたホーンのインプロ、そして深い地点から伸上り激しく弾けるリズムの粒が織り成す、グローバル・グルーヴの進化系。
ラテン&クロスオーバーの解析がコモンセンスとされた時代を掴んだ、サブー・ワールドの最終着地点が、生々しいパフォーマンスと共に蘇る。