ってわけで、とにかく通い始めた毛呂山小学校。




これまた、いろんな違和感がある。




先生 「山口君、早めに引き出し持ってきてね!」




・・・・!?



引き出し?




確かに見ると、皆の机に引き出しがあるが、自分の机にはない。



え、これって俺が用意するの・・??



引き出しを?




で、皆に聞くと、上履きや体操着なんかと同様、
指定の物を自分で購入し使う、とのこと。



んなばかな・・・



福岡でも狭山でも、机には引き出しがついていた。



誰かに、


前の学校で使ってた引き出しはどうしたの?

忘れてきたの?




と言われたが、、、



忘れたって言うか、俺んじゃないし。。


引き出しは机とセットだろ普通~。。



で、帰って母に


「引き出し買って来いって。」


と、事情を説明するが、


「そんな事あるわけないやろ!」


と一蹴。


「いや、ほんとだって、みんな買ってきて使ってるんだってば!」


「・・・・。」



「じゃあ、これもって行きなさい。」


と、


お歳暮の、海苔か何かの黒い空き箱をくれた。


・・・。


ま、いっか、これで・・。



子供は皆と違うのをやたらといじる。


「ブラックボックス」


というあだ名がついた・・。




それから給食。



ソフト麺!


最初から、な人は普通なのだろうが、
お初の僕は、「え”~~~」と思った。


スーパーで売っているような、
ビニールに入った生うどんが
一人1袋、と、熱い汁があり、
自分でつゆに麺を入れて、ほぐして食べる。


うどんは四角く型どられていて、丸いおわんには入らないので、
袋の中で、指でつぶし切って、分けて入れるのだという。



まぁ、食えなくはないけど・・。





なんか他にもいろいろあった気がするが、
覚えていない。


とにかく、転校が続いた事で、
上履きが違うとか、体操服が違うとか、

自分一人、皆と違う、ということに、
この時慣れていったような気がする。


あまり流行を追わない、だったり、
多勢の方に寄っていなくても気にしない性格は、
この頃に形成されたのかもしれない。


「えー、普通はみんな○○だよ~!」


と言われても、今だに


「ふ~ん、で?」


と思ってしまう。





だが今回の転校で1番面食らったのは、


社会科の授業。


授業の進度が、だいぶ違ったようだ。


日本史。



「えー3代将軍徳川家光が~○△×」




・・・。




あれ・・・、平清盛は?