こんにちは、たにしん(@tanishin_321)です。

 

 

最近はリハビリというワードも広まって、
リハビリ職と聞くとなんとなく病院などで
患者さんの訓練をしている様子が
思い浮かびますよね。

 

 

とはいえ、リハビリ職にも種類があり、
国家資格としてよく並べられるのが、
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の3つです。

 

 

ただ、〇〇療法士というワードだけ聞いても、
どんな仕事なのかまったくわかりませんよね。

 

 

今回のテーマである作業療法士も、
「作業?なにをするの?」という
疑問符がつく光景が目に浮かびます。笑

 

 

一方で近年、作業療法士の人気は
上がってきており、作業療法士になるための
専門学校や大学へ進学する人も増えています。

 

 

実際にアイデムの
「高校生のキャリア観に関する意識調査」に
おいて、

 

 

女子のランキングでは、
第4位に理学療法士・作業療法士が
入っています。

 

 

 

 

 

しかし、いざ進路を考える時に、
作業療法士がどんな仕事なのか知らなければ、
自分にあっているのか
検討することができませんよね。

 

 

そこで今回は、現役の作業療法士であるたにしんが、
国や協会が開示しているデータや
現場での経験などを踏まえて、
作業療法士とはどんな仕事なのか解説します。

 

 

この記事を読み終えるころには、
あなたは作業療法士についての
仕事内容を理解し、
自分の進路に作業療法士を選ぶべきか、
検討が可能な状態になるでしょう。

 

 

目次

  1. 作業療法士ってどんな仕事?

  2. 作業療法士の仕事内容は?

  3. 作業療法士の収入は?

  4. まとめ

 

1.作業療法士ってどんな仕事?

 

〈作業療法の定義〉
作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。

引用:日本作業療法士協会HP

 

上の文章は日本作業療法士協会による
作業療法の定義です。

 

 

ちょっと難しいですよね。笑

 

 

上の定義を踏まえて、
作業療法士という仕事を簡単にいうと、

 

 

関わる人の健康と幸福を促すために、
その人にとって価値のある「作業」に
目を向けてリハビリをする職種です。

 

 

 

作業の中には、日々の生活に不可欠な
食事や入浴、トイレの動作といったものから、

 

 

趣味の釣りやグランドゴルフ、
移動手段の自動車運転など
様々なものが含まれます。

 

 

イメージとしては、
「作業」というゴールがあって、
それを達成するために
リハビリを提供する感じです。

 

 

そして、関わる人は多岐に渡ります。

 

 

病院に入院している患者さんはもちろん、
地域に住んでいる高齢の方、
発達障害などをもっている児童、
認知症をもっている方、精神疾患をもっている方など。

 

 

作業療法の対象となる領域は、
理学療法士や言語聴覚士と比べて、
もっとも広いのではないかと思います。

 

 

そのため、作業療法士といっても様々な
領域での仕事があります。

 

 

たとえば、病院に勤務する作業療法士。

 

 

ひと言で病院といっても、
身体障害領域と精神障害領域に分かれます。

 

 

さらに、身体障害領域の中では、
急性期・回復期・慢性期と領域が分かれます。

 

 

なんだか複雑ですよね?笑

 

 

ざっくり、障害の種類と障害を負ってからの時期で
わかれていると考えてもらえれば
わかりやすいと思います。

 

 

 

 

そのほかには、介護保険領域というものもあり、
自宅にいる人が通いでリハビリへ行く、
デイサービス・デイケアといったものや

 

 

自宅に作業療法士が来てリハビリを
自宅で受ける訪問リハビリといった
リハビリもあります。

 

 

あとは、全体の中では少ないですが、
作業療法士になるための専門学校や
大学の先生になる人、
研究職になる人もいます。

 

 

変わり種になると、
県や市町村の職員として作業療法士が働いたり、
免許センターへ専門家として作業療法士が
配属されたりといった事例もあります。

 

 

 

 

 

作業に目を向けてリハビリを行うという点は
変わりありませんが、

 

 

各領域によって対象者が異なるため、
求められるニーズや仕事内容も変わってきます。

 

 

患者さんや利用者さんといった
関わる人に合わせて、

 

 

リハビリを提供することが
求められる仕事という理解で大丈夫です。

 

 

2.作業療法士の仕事内容は?

 

仕事は変わり種の職種でなければ、
作業療法の実施になるので、
リハビリの提供が一般的です。

 

 

そして、作業療法士として働く場としては、
病院がとても多いです。

 

 

2019 年度 日本作業療法士協会会員統計資料において、
主たる勤務先が医療法関連施設となっており、
その中心は病院です。

 

 

協会のデータによると、
主たる職場として病院との回答は
全体の70%を超えています。

 

 

 

 

では、多くの作業療法士が
どのように働くのか?

 

 

作業療法士が働くことの多い
病院での働き方を一例として
解説していきます。

 

 

まず、作業療法士が働く中で、
もっとも多くの時間を費やすのが
作業療法を実施することです。

 

 

要は、リハビリをするということです。

 

 

病院でリハビリを実施するということは、
リハビリを受ける人がなんらかの原因により、
困っていることがあるという状態になります。

 

 

たとえば、脳卒中によって
右手がうまく使えず箸でごはんが
食べられないとか、

 

 

 

 

 

足を骨折してしまって
歩けないためにトイレに
1人で行けないとか。

 

 

リハビリの初期段階では、
こういった患者さんの困りごとを突き止め、
その原因を探るために評価を実施していきます。

 

 

評価では問診として話を聞いたり、
動作の確認や日常生活の様子を観察する
などしていきます。

 

 

また、それらに加えて、
様々な検査も実施します。

 

 

検査については、
筋力をみるための検査(握力やMMT)や
関節の角度を測る検査(ROM測定)、

 

 

片足立ちや方向転換で
バランスをみる検査(BBS)や
質問に答えてもらって
認知機能をみる検査(MMSE)など、
種類は様々です。

 

 

 

 

それらの評価を経て、困っている作業
(箸での食事やトイレに行くこと)の
原因を突き止め、改善のために
訓練を実施していきます。

 

 

右手が使えないことで
食事ができないのであれば、

 

 

右手をうまく動かす練習をして、
徐々に箸でごはんを
食べられるようにしていきます。

 

 

トイレに1人で行けないのならば、
1人で行けるようになるために、

 

 

最初は車椅子の漕ぎ方を練習して、
骨折がよくなってきたら歩いて
トイレへ行く練習をします。

 

 

そして、作業療法士の真骨頂としては、
関わる方の趣味や仕事、運転などの
あらゆる作業に目を向けて、

 

 

その人の生活を考えて
アプローチをしていくことです。

 

 

 

 

このような業務がいわゆる臨床業務と言われ、
もっとも多くの時間を費やします。

 

 

その他の業務としては、
リハビリを実施した人の様子を
カルテに記載することや、

 

 

患者さんが他の病院や施設へ
移ることになった場合の情報提供書の作成、

 

 

主治医や多職種と患者さんの現状や方針を
話し合うカンファレンスなどがあります。

 

 

また、働く職場によっては、健康教室での講演や
学生指導なども業務として行うこともあります。

 

3.作業療法士の収入は?

 

進路を考える上で、
収入はとても気になるところですよね。

 

 

作業療法士の収入については、
厚生労働省が発表している、
「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」に
おいて、

 

 

常勤の場合は月に平均で
364,040円支給されています。

 

 

 

 

これは各種手当やボーナス等も含めて、
ひと月に換算した数字です。

 

 

また、平均基本給については、
229,610円となっています。

 

 

 

 

これらは看護職員をはじめとする
コメディカル(医師・歯科医師を除く医療スタッフ)
の中では看護師に次いで
高い給与となっています。

 

4.まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

 

作業療法士という仕事について、
大まかに理解できたのではないでしょうか?

 

 

ぼく自身、作業療法士として働き、
特に感じることは、

 

 

患者さんという相手がいて、
自分の働きによってよくなる人が
いるというのは、

 

 

ものすごいやりがいになっています。

 

 

自分の仕事が直接相手から感謝されると
いう仕事はそれほど多くないのでは
ないかと思います。

 

 

そういった意味でも
作業療法士はいい仕事だと思っています。

 

 

また、基本的に医療も介護も
人助けをする場なので、

 

 

働く人は優しい人が多いように思います。

 

 

進路を考える際は、
収入だけでなく、

 

 

自分がどんな環境で働きたいかと
いったことも考える必要があると
思います。

 

 

この記事が、
進路として作業療法士を検討する
お役に立てば幸いです。