ご覧いただきありがとうございます。

 

今日も、高校教員はブラックではない!というのを合言葉に、「高校教員の1日」というサイトに書かれていることを検証していきたいと思います。

(バックナンバー:その①はコチラ

 

12:30~ 昼休み

昼食を取りますが、この間も仕事があります。委員会活動や生徒の面談や質問対応、業者との打ち合わせがあります。

 

 

 

 

いい加減にしてください。

 

 

 

ほぼありません。

 

 

 

 

何度も言いますが、皆さんの高校時代を思い出していただきたいのです。

毎日委員会開かれてましたか?

毎日昼休みに質問しに行ってましたか?

毎日クラスの誰か、呼び出されてましたか?

 

違ったと思います。

もちろん、そういったことが入るときはあります。これに加えて会議があったりもします。

でも、1年のうち用事のある昼休みなんて1~2割程度です。

あとは教員も昼休みです!

(だからと言って積極的に外食できないのは普通の会社員と違うところですかね。でも、外食するなら空きコマで十分可能です。コンビニにも行けます。)

 

生徒の面談をするのも、学期初めとかテスト終わりの1週間くらいです。

生徒からの質問がくるのもテスト2週間前くらいからです。

(申し訳ないのですが、質問の8割は理系科目です。)

 

なので昼休みも忙しい、というのはやはり誇張があります。

 

 

13:20~ 5,6限

これも授業があったりなかったりで、過ごし方は午前と一緒です。

4限に授業があり、昼休みに委員会、会議が入ってお昼ご飯が食べられなかったときは、5,6限に食べます。

年によっては3~6限という、悲しい時間割になることもありますが、まぁ8割方お昼休みに食べられるので問題は特にありません。それにそんな時間割の日があったとしても週1、2なので。

 

 

15:20~ 帰りのHR、清掃

 

これも朝のHRと一緒ですね。連絡伝えて帰りは終わりです。

清掃は、サボるやつがいるので、その監視に少し労力をつかいます。

 

 

16:00~ 放課後

授業が終わってもやることはたくさんあります。小テストの採点、学級日誌の整理、保護者の電話対応、職員会議・研修など業務は盛りだくさんです。

 

小テストの採点は大変ですね。特に英語数学の先生は単語テストや分野ごとの小テストを行っている先生が多いし、そういう積み上げの科目なのでどうしてもこれはあると思います。

 

 

でもそれ以外はちがーーーーう!

 

 

学級日誌の整理、つまり学級日誌を確認してコメントをするのですが、こんな仕事2分で終わります。

仕事とは言えないレベルです。

 

保護者の電話対応なんてありません。

基本は年に数回です。(ない年もざらです。)

ただ、課題を抱えている生徒が担任しているクラスにいる場合、週1回くらいは状況確認のために電話したりしますが、そんな長時間というわけではありません。

 

職員会議は月1回程度です。

これは学校によりますね。管理職が連絡を伝えるだけで、定時にきっかり終わる会議と、侃侃諤諤の議論があって長引く会議と、2パターンに分かれます。

僕が今勤務している学校は後者で、長いと19時過ぎまでやってます。これはちょっと疲れる。

そのため、職員会議の日は部活もほぼ停止です。

学年会議や教科会議もありますが、これが長引くことはあまりありません。入試問題作成会議も同様です。また、どれも月1回程度なので、全部含めれば月2~3回といったところです。

 

研修は年に1,2回、しかも学期末にやることが多いので学期中にやることはほぼありません。

 

17:30~ 部活動指導

顧問となっている場合は部活動に足を運びます。部によっては夜遅くまでやっています。

 

 

部活の問題に関しては、また後日書きたいと思います。

でも一言だけ。

 

このご時世、そんなに夜遅くまで部活動をすることはありません。

 

19:00~ 授業準備・残った仕事

ようやく落ち着くため、授業の準備や残った仕事をこなします。

キリをつけないと、帰宅が20時、21時になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

空きコマの間なにやってたんだYO!?(^q^)

 

 

 

 

 

 

2コマ空きコマがあれば、昼休みも入れて約3時間、食事休憩をいれても2時間、なにをやっていたのでしょうか?

たまーーに残ってしまう仕事もありますが、次の日に回せばいいだけで。

 

授業の準備に関しても、そんな自転車操業で良い授業なんてできません!

前日に徹夜して作って、次の日それを教えるなんて、終わっています。

 

授業の準備に関しては、また別の機会にじっくりかければと思いますが、とにかく徹夜で「明日の授業の準備が終わらねーよー」といっている教員は、生徒を叱る資格はありません。

 

どうせそういう教員に限って言うのでしょう。

 

「毎日1時間でもいいから勉強しなさい!」

「なんでお前はいつもギリギリなんだ!余裕をもって提出しなさい!」

 

 

 

THE・ブーメラン★

 

 

 

 

ということで、「高校教員の一日」という教師は大変だぞーアピールをしたいだけのサイトを見ていきました。

 

これからも、思ってきたことを書いていきたいと思いますが、これだけでも世間のイメージと少しズレているのがお分かりいただけたでしょうか?

 

おそらく疑問もたくさんあるとおもいますが、まだまだ書きたいことがあるのでその折に触れることになると思います。

ただ、何かご意見があればコメントでお聞かせください。

 

今日はここまで。

 

※お断り※

あくまで「とある高校教員」で、かつ主任・管理職ではない僕の個人的な見解です。

特に「高校教員」←ココ重要です。