谷川岳主脈敗退記 | 『 hike bike life 』

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基本アウトドア派の徒然ブログ。

昨年のスノーカントリートレイル全線踏破に続き ・・・ 、


(≧∇≦)ノ 今年は「信越トレイル」を、スルーハイクします。

なので、今は準備に追われている日々です。


先ずは、スノーカントリートレイル(以下、SCT)の本年度の予定などを確認に、水上のカッパCLUBへ。

アドベンチャーレーサーの田中さんも、谷川岳へNHKの撮影で来てたみたいです。
前回、甲武信ヶ岳で遭遇した撮影隊にいたのも、やっぱり田中さんだったらしい。

今年は、田中さん企画のSCTオープニングイベントも予定してたみたいですが、台風の影響で中止になったんだとか。

SCT公式サイトの更新は殆どないですが、何だかの動きはあるっぽい(あんまり公表できる情報は、ないのであしからず)。


信越トレイルの方も、歩き始める前の手続きや情報収集などなどで、現地入りしてきました。

ついでに、津南の向日葵も観たいと思っていたんですが、ナンダカンダで断念。

そして夜には、土合駅へ移動。





駅で、焼肉をやってる人たちもいましたよ。

生米を炊いて「夏の冷たい蒲焼き茶漬」を。



炊きたての温かいご飯に、冷たいお茶がよく合う。

ホントは、鰻の蒲焼きにしたかったけど、今回は秋刀魚缶詰で。

白米を蒸らしてる時間を使ってボイルしたパスタを、カルディのウニの冷たいパスタソースに投入して、ウニつけ麺風に。

先週、本沢温泉でもマイミクさんたちに好評だった「モーゼルの黒猫」で乾杯。
リースリング種のワインは、梅雨が明けて暑くなる7月くらいが1番美味しいんです。

2014年08月03日(日)

前日のご飯の残りで、雑炊を。

グリコの鍋物屋さんのかに味ぞうすいの素を使用しました。

紅ずわいがにの缶詰で、蟹を増量。



さて腹も満たされたことだし ・・・ 、


今回は、谷川岳主脈縦走をやります。

夏山JOY2014(P206)にて、2泊3日(上級)と紹介されてるルートを、日帰りで。
去年もやってるんだけど、前回はフニテル利用だったんで、今回は西黒尾根から。

03:40 くらいむおん

3時をすぎるとステビバしてた殆どの人が、起きてパッキングや朝食の準備をしてました。

スタートは、星の明かりだけで、ヘッ電はいらなかったです。

04:17 西黒登山口

ここからは、樹林帯の中なんで、まだまだ暗い。
ガレガレの、まるで崩壊地みたいな処を登っていきます。

急登では、甲斐駒ヶ岳黒戸尾根もやったけど「もうこれ以上の急登はないのか?」と思うと少しガッカリしたのを覚えています。
谷川岳の西黒尾根の方が、梯子で直角に傾斜角を稼ぐ処がない分だけ急登っぽいかも?

鉄塔の下に到着すると、だいぶ空も明るく。



振り返ると白毛門が、あんなに上に。
ってことは谷川岳の山頂も、まだまだ上だってことですね。

一旦下る場所から見える山頂は、ガスの中でした。

そこから、徐々に手足を使う登りに。

さすが、三大急登。

ロープウェイの山頂駅が見える岩稜のポイントをすぎると ・・・ 、



o(^-^)o キタヨーッ、鎖場~♪



個人的には、基本登りで鎖を使わないんですが、西黒だけは使わないと厳しいと思う。

ギネスに載る、多くの遭難者を排出した一ノ倉方面。
アチラも、傾斜角が凄いですね。



まだ雪田も残ってます。



途中の高山植物に励まされながら、鎖場や岩場を越え、更に。





ラクダの背を、越えていきます。



06:23 ラクダのコル

高度感が伝わるかな?



標高が上がるにつれ、ガスが濃くなってきた。



黒光りする石が、滑るんですよ。



もう少しで、フニテルの始発の時間。
せっかく早起きしたんで「フニテル利用のハイカーには、抜かれたくない」と思うと少しペースアップ。

懺悔岩の辺りは、ガスで視界不良。
お日様も、雲に隠れてしまいました。





谷川岳と云えば、この写真。



なんですが、ガスガスでした。

07:40 肩ノ小屋

この状況が3時間は持つと思うんだけど、濃霧の為その先が読めない。



ただ濃霧の中を、わざわざ風衝地の三国峠方面を目指すのはセオリー反するし ・・・ 、

前回断念した土樽方面へと下るルートをリベンジするか?とも思ったけど、展望がないのもなぁー。

万が一、主脈縦走を断念するにしても、全く通ったことないルートも歩いてみたい処です。

悩み処ですが、取り敢えずピークを踏みに。

07:54 トマの耳

当然、ガスガス。



冬ならここからの展望が抜群なのに。

















※ 厳冬期直前の2013年11月23日撮影。

08:09 オキの耳



オキの耳から、トマの耳が見えないくらいのガス。
コルに戻っても、何も見えない。



一旦、肩ノ小屋へ。

しばし空を眺めてみたけれど、谷川岳の天気ってホントに読めない。

少しは天気が読める自信あるので、全く読めないと云う状況に産まれて初めて恐怖感を覚えました。

いつもの天気読みが、全く通用しない谷川岳。

やはり、魔の山ですね。

時間的には、前回より2時間くらい早いんで行けなくはないんですが、この時は「天気が読めない恐怖感」に負けてしまいました。

そして、ふと「あっ、田尻尾根も歩いたことないや」と思って、天神尾根から田尻尾根を目指すことに。

下るにつれて、遠くまで見渡せる様になってきました。




それでも主脈方面は、ガスの中。

フニテル利用ののハイカーで、天神尾根は大渋滞でした。

09:59 田尻尾根分岐

田尻尾根から眺める西黒尾根。
あれを登ったんですねぇ~♪



コッチ側は、晴れてるから余計に主脈を断念したのが悔しい。

フニテルの下は、砂利道で歩きにくかった。



11:10 土合駅

土合駅の乗車駅証明書が珍しいらしく、記念に発行してる人たちがたくさんいました。





実は、主脈縦走をヤりきるつもりだったので、バイクを越後駒ヶ岳駅に置いてきたんですよね。

なんで、次の電車待ちで、時間潰しにツナトマトパスタを。

う~ん、頑張ってないから美味しくない。
前回、本沢温泉でマイミクさんに手伝って貰って作った時は、美味しかったなぁ~♪

それにしても ・・・ 、濃霧に敗退とは、チャラいなぁー俺。

トイレ:土合駅、谷川ベースプラザ、肩ノ小屋
標 高:オキの耳(1963.0m)
標高差:土合駅ホームより(1380.0m)
C T:約8時間20分
山と高原地図:谷川岳(苗場山・武尊山)

後日談ですが、帰宅後確認したら、シューズのソールが半分くらい剥がれてました。
結論としては、断念したのは正解だったみたいです。