今思えば、漫画喫茶も銀行もドンキもいやだった。外歩くのもいやだった。
漫画喫茶は言うこと聞かないといけないところがいやだった。軍隊みたいに上から全て決められていて、僕は奴隷になっていた。あの時人権も失っていた。人権を失った、なかったのがいやだった。
鎖国だから家みたいに解放なところがない。逃げ場がない。そういうところでは僕は人権がない。
昔の実家の中と同じだから。僕は実家の中では人権がなかった。24時間なかった。ないのが当たり前すぎて、防具きているのが自然になっていた。
僕は実家の中ではずっと人権がなかった。
ドンキも銀行も一緒。部屋の中だから。
部屋=実家
実家では人権がなかった。
人権がなかった
人権がなかった
それが当たり前だった
それを当たり前にしていた
実家の中では僕は人権のないものとしていた。
もう傷つかないように。
保険。
少なくともそうしていれば安全だもん。
人権がないで家の中固定していれば、心が動くことがない。つまり動かなくて済む。
昔の記憶なんて気づいてしまった日にはもういられなくなっちゃう。
出るしかなくなる。
学校は?
学歴は?
済む場所は?
食べ物は?
周囲からの目は?
全力で気づかないようにしていた。
本当はわかってたんだろうな。
あんなにもいろんな奴が集まるところで、何も変わらないわけがない。
実家の中=人権がない
実家の中=人権がある
としたらどうなる?
波乱の日々が幕開けだ
毎時間毎時間物音に警戒しないと、突然空気が危ないものになる。構えてなくて大きな音を突然鳴らされる。
背後に音もなく突然いる。ヒュッって感じになる。血の気が引くって奴。
さっきに当てられたみたいになる。
これが毎時間毎時間怯え続けなくてはならない慣れることがない。
どうしても受け取るしかない。受け身になる。精神的に棒立ち。
それは自分から動くと怖いから。
恐ろしいから。
お母さんから「お前は何もするな!ただ立ってなさい!」って言われた。
「勝手に動くな!黙ってなさい!お前に自分から動く資格ないねん!何自分から勝手に動いとんや!あんた私のペットやで!できが悪いなら替えはいくらでもあるんやで!捨てよか!?捨ててもいいんやで!?あんたやめて他のもっと別のいい子にするわ!わ〜、きっといいこなんやろな〜、家事できて、ちゃんということできて、気が利いて、逆らわなくて。お前とは全然ちゃうわ!あ〜も〜新しい子にかえよかな〜。変えられたくないんやったらちゃんと価値示しなさい。ここにいられるだけの価値を示しなさい。私が必要やと思うように頑張りなさい!私に必要やとお持ってもらえるように頑張りなさい。そうできひんかったら捨てるで!?」