【過去(2013年)の長期出張時の記録です】

今回はマナウスまでの南回り編です。

 

大抵の人が「南回りって?」ってこのルートを意外に思われるようです。

 

成田→ドバイ→サンパウロ→マナウス

 

こちらは乗継含めて43時間かかります。

北回りは38時間くらいなので、本当は北回りが早いんですが、僕は絶対に南回り派です。これから南回りをご紹介します。

 

 


まずは成田で日本食を食べます。

 

 

南回りはサンパウロまではエミレーツ航空です。

 

 

 

飛行機に11時間乗るとまずはドバイです。成田→ドバイはエアバスA380のこともあり、静かでゆったりしたフライトを楽しむことができます。

 

 

エミレーツの機内。天井には天の川。

 


エコノミークラスの機内食。おいしいです。
まもなくドバイに到着です。
 
 
読めないけどマークで分かる。
 

到着したドバイでは、日本時間ではすでに朝になっているので、シャワーをあびたいな、、、

 

 

あるんです。無料と有料のシャワーが。

無料のはトイレにあるシャワーブース。ドバイはエミレーツ航空のハブ空港であり、ここで長時間待って乗継ぐ人が多いので設置されているのでしょう。空港自体の内装の趣味はちょっと驚く部分もありますが、よく出来た空港です。

ちなみに我々は有料シャワーを使います。

 

 

 

 

 


これで1,200円(当時)くらい。手ぶらでホテルのシャワーブースと更衣室を使える感じ。快適です。

 

 

この後、ターミナルでお茶します。

 

だいたい7時間くらいの乗継で次のドバイ→サンパウロ便に乗ります。ドバイはターミナルが3つあり超巨大なので、移動時間を考えて行動します。

 

次のドバイ→サンパウロ便の機材はA380は無いですが大型機です。13時間かかるのと、乗客がものすごく多いから。なぜでしょうか?

なんと、この区間は出稼ぎ列車ならぬ「出稼ぎ飛行機」なんです。ネパール辺りの方中心だと思うのですが、大量の出稼ぎ労働者が南米へ向かう便なのです。みんな時間や他の乗客の迷惑を考えず通路で立ち話しまくり。だいたい、眠れなくてブチ切れる乗客がCAに食ってかかり、CAが迷惑な人に声掛けして着席&静かにするよう結構強めに、でも丁寧にご案内します。1回では効かないので、何回か繰り返されます。これを知ってからは、僕はその区間は「映画館」だと思うことにしました。ただし、何本見てもずっとアフリカ大陸の上で、大西洋に抜けてもまだまだ、、、エミレーツはドバイ→サンパウロ便でも日本語の映画がとても充実しているので嬉しいのですが、全行程で10本くらいが僕は限界ですね。

 

 

 

やっとのことで、サンパウロ/グアルーリョス空港に到着。ところでこの空港で僕は、入国時も出国時も、なぜかパスポートコントロールで審査官に「え?」って驚いたような顔をされます。ほぼ毎回。ずっと気になっていたので、思い切ってある時、審査官に「あの、この空港では入出国の度に審査官の方が驚いたような顔をされるんですが、なぜですか?」って聞いてみたんです。すると、審査官が笑いながら「そうでしょうねえ。だって、私達の上司にあなたと全く同じ名前の人が居るんですもん」って。日系人で同姓同名!その方は審査官としてブースに入ることもあるらしいのですが、残念ながら一度もお会いできておりません。

 

 

僕はここで一旦降りて、サンパウロ州のSan Jose dos Campos にあるマナウスの親工場に数日立ち寄ることが多いです。
 
降りない場合6〜7時間の乗継です。今度は国際線から国内線になり、かつ航空会社も変わるので、一旦荷物を受け取ります。なので、結構時間がかかります。マナウスまではTAM(現在はLATAM)という航空会社です。頃合いを見て、国内線ターミナルに移動してTAMのチェックインカウンターに向かいます。グアルーリョス空港は国内線の並びの列がとても長いので、乗る便のカウンターが開いたらチェックインしておりました。
 
ドバイと違いあまり楽しくないグアルーリョス空港の国内線ターミナルのお店。やることもなく、ごはんを食べると保安検査場を通り待合室で手荷物を抱えて(巻き付けて)眠ります。ブラジルの昼間は日本の深夜ですから。
 
やっとマナウス行きのボーディングタイム。若干遅れる傾向があります。しかし、モニターにはRio de Janeiro 以外は聞いたこともない地名ばっかり。ブラジルなんだなあ🇧🇷。
 
マナウス行きは大型機です。乗客もいつも結構多いです。問題は機内がすごく寒いこと❄️。
この為、手荷物に必ず防寒着を入れてます。常夏のマナウスに行くので邪魔ですが、マナウスまで4時間以上乗るので無いと凍えます。現地人は半袖ハーパン。体温が高いのかな?
 
 
 
工事中のマナウス/エドゥアルド・ゴメス国際空港についに到着!43時間の長旅ウンザリです。しかも昼夜逆転なので、1週間は時差ボケが抜けません。それでも、北回りに比べてサービスも機内食も空港設備もはるかに上を行く南回り。
 
ちなみにしばらく往復したらあっという間にエミレーツのゴールド会員になりました。以下はおまけです。
 
 
ゴールド会員はビジネスクラスラウンジに入れます。
 
 
ラウンジは空港ターミナルの便利な位置にあります。
 
 
ものすごく広いラウンジで、場所によって食事内容も異なります。見て回るのも楽しみです。
 
 
ラウンジにせせらぎが流れています。
 
 

ちなみにラウンジ行かなくても、普通のお店が普通においしいです。
 
ブラジル通って貯まったマイルで、一回だけドバイ→成田をビジネスクラスにアップグレードしました。人生初。泣けました。だって、座席が広いしフルフラットになるし、パッドとか入れてベッドみたいにしてくれて、、、夢の11時間。
 
 
ごはんがちょっとずつ分けて出て来る!
 
 
デザートも別で。
 
 
朝ごはんも何回かに分かれてました。
 
 
 
更におまけ。
その後、マナウスでのサッカー・ワールドカップを控えてリニューアルの終わったマナウス/エドゥアルド・ゴメス国際空港。
 
 

工事も終わり、パッと見がとてもキレイになりました。
 
ついでにサンパウロ/グアルーリョス国際空港の新ターミナル。
 
 

キレイだし、飲食店が増えたのがありがたいです。
 
以上、南回り編でした。
43時間はしんどいですが、しんどさを軽減してくれるサービスや設備が多いのが南回りです。アメリカみたいに飛行機がしょっちゅう遅れないし。
マナウスにおいでの際は、ぜひご一考ください。