ふと、「ああ、今日はお参りにでも行こうか」と思う日がある。
それはなんとなく「行っとこう」という気持ちがスゥと浮かぶからで、
特段、お願い事が有るわけでもない。
個人的に、なんだか気持ち悪いなぁ、と思うのが、
それらの場所を「パワースポット」と呼ぶ連中がいることだ。
その言葉からは何か「◯◯を欲しているから渡しやがれ」という欲望の強さを感じる。
そういった連中にはハナクソでも進呈してあげるのが親切である。
といった風にそれっぽい批判をしてみるのだが、
かくいう私も受験生の際に神社へお参りに行ったものだ。
「私を◯◯大学に合格させてください」
私は神聖なる神々からハナクソを進呈されて然るべきである。
我々のような平凡を絵に書いたような人間は欲望にまみれて当然ではないか。
しかし、少しだけ謙虚な気持ちをもってお参りするのが筋では無いだろうか。
健やかな睡眠をとってらっしゃる神々をガラガラと騒々しい鈴や拍手で呼び出し、
「◯◯くれ」なんて神様もウンザリである。私が神ならソイツにハナクソを進呈する筈である。
お参りをする際は、感謝と謙虚の念を持っていこう。
そうすれば神々も少量のハナクソと少しの幸運を恵んでくれるかもしれない。
