あの日、風が吹いた…

あの日、風が吹いた…

父が自殺した。それだけで悲しみのどん底に居た「私」を襲ってきた「家族」からの攻撃…社会の聴覚障害者に対する無理解だった。

小さな田舎町の小さなクリーニング店の店主が自殺した。

 

聴覚障害者の『私』に入って来る情報は少なかった。

 

父の死の真意を少しでも知りたい。

 

父との想い出を少しでも残したい。


ご興味のある方は、是非最初から読んでください(涙)


https://ameblo.jp/gonsan0426/entry-12642196963.html

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2021年 2月10日(水)

 

結局、N病院で祖母の「うつ病検査」は、祖母自身が

 

「どうしても嫌だ」

 

と拒絶して実現しなかった。

 

現在の精神医療は、「検査」にも本人の承諾が必要だ。

 

でも私達が祖母の診察に付き添う事で「心臓病」の病状を知る事が出来た。

 

病院の外に出ると車の中で、まだ妹が待っていた。

 

「せっかく待っててくれたから、○○(妹)ちゃんの車で帰るね」

 

祖母は、こんな仕打ちを受けながらも妹を気遣っていた。

 

いや、違う。妹を恐れていた。

 

逆らったら、食べ物を運んでくれなくなる…

 

 

 

 

 

2021年 2月11日(木)

 

母と私で祖父母への食べ物を持って実家を訪れるのは、もう習慣になっていた。

 

近頃の祖母は祖父と二人きりの生活の中に私達が加わって、

 

段々と昔のように笑うように変わっていた。

 

でも、今日の祖母は少し憂鬱そうだった。

 

昨夜、妹の夫から実家に電話があったそうだ。

 

『お婆ちゃん、お母が病院に来たから、○○(妹)が凄く落ち込んでるんだけど~。

 

何で呼ぶんだよ~!!

 

妹は昔から自分の思い通りにならないと口を利かなくなる子だった。

 

私達と病院で出会った事が余程気に入らなかったのだろう。

 

自分で言えばいいのに夫に電話を掛けさせていた。

 

『お婆ちゃん、隠してたけど○○(妹)、お父が亡くなったショックで、

 

色々忘れちゃう病気で通院してるんだよ!!どうすんだよ~』

 

祖母は妹の精神病を心配して、憂鬱な表情をしているらしかった。

 

「○○(妹)、若いのにそんな病気になっちゃって大丈夫かね~」

 

 

 

 

 

でも…

 

妹が今まで母や父、私に対してしてきた事を思うと

 

病気なったからと言って直ぐに許せるような気持ちには到底なれなかった。

 

亡くなった父に最期に会うのに連絡もよこさず

 

「お通夜に来なくていい!!」

 

とラインを送って来た妹、

 

母をまるで「殺人犯」のように警察へ通報した妹、

 

何もしていない私に「絶縁状」を送り付けてきた妹…

 

そして生命保険を一人占めしたうえに

 

祖父母から父のお香典を取り上げ、

 

祖父母が生活する「お金」さえ与えない妹の何処に同情の余地があるのだろう?

 

「病気?本当なの?」

 

母が祖母に聞いた。

 

記憶障害らしいけどね~」

 

「ふ~ん…」

 

母も私も羊飼いの少年が言う「狼が来たよ」のような妹の嘘に

 

もう慣れてしまっていた。

 

また、きっと嘘に違いない。

 

そんなに重い「精神障害」なのに、たった一人で「相続放棄」の手続きが出来たのか?

 

「精神障害」なのに、これまでの数々の犯罪もどきのような事が出来たのか?

 

母と私は、

 

ああ、妹は遂に「精神障害」を笠に着て、全ての罪から逃れようと企てているのに違いないと思った。

 

汚い!!

 

病気になりそうなのは私達の方だ。

 

 

 

 

祖母が母に尋ねた。

 

「ねぇ、○○(妹)には友達が居ないの?

 

お通夜にもお葬式にも一人も○○(妹)の友達は来ないんだよ。

 

○○(私)のお友達は来てくれたのにね~。

 

何でだろうね~?」

 

母は正直に答えた。

 

「あの子、嫌われ者だからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

この物語は、事実に基づいて管理人が編集しています。

 

こんな酷い経験をした私の知人のお嬢さんを少しでも支援したくて、拙い筆を取りました。

 

皆様の心に少しでも何かを投げかけられればと思います。