私がマクロビオティックを始めた14年ほど前
買い物する場所がスーパーマーケットではなく
自然食品店、オーガニックのスーパー限定になりました。
今、考えれば当然と言えば当然なのですが
自然食品店に置いてあるお野菜は
その季節、その地場のものしかありません。
夏にはみかんは買えませんし
冬にはレモンは買えません
夏にはトマト、茄子がたくさん買えても
冬にはそれら夏野菜は一切置いてありません。
トマトソースのお料理やパスタ、
アイスクリーム（夏の調理法）やグラタン（冬の調理法）を
年中構わず食べていた、当時の私には地味に衝撃でした。
いったい何が、今の私の身体が欲してるものか
サッパリわからない食生活でしたから
小さい頃に
両親や祖父母さんたちが家庭菜園や農業をしてた、という家庭で育っていたら
また違ったのでしょうが。。。
自然食品店には
水耕栽培のなんちゃってお野菜もありませんし
化学肥料で水ぶくれした
大きく立派なキャベツや白菜は無いのです。
化学肥料を使わない自然栽培のキャベツや白菜は身がしまって水っぽくないのです
みんな、根がしっかり張った
土がついた無骨なお野菜がほとんどです。
そうか、、、
私は今まで季節感を全く無視した食事をしてたんだなぁと
26歳の頃初めて気がついたものでした。
なので、
今の私がその辺のフツーのスーパーに行くと
めちゃくちゃ違和感なのです。
東洋医学では
心臓は【君主の官】と考えられています。
また、神（しん）を蔵（ぞう）するから心臓という、とも。
今回はその大切な心臓（と、セットの小腸）についての動画になります。
私たちは食べ物だけでなく、
天の五氣（風寒暑湿燥）と
地の五味（酸苦甘辛鹹）によって養われています。
この二つを合わせたものが【五行】になりますが
天の五氣は鼻から体内に入り
心肺に作用し、目を動かし、声を出させます。
地の五味は口から入り胃腸で吸収されます。
そしてそれによってできた精気で五臓六腑を養うわけです。
この五行の氣が身体を巡り、陰陽の調和をはかり
健康を保っていると昔から考えられてきました。
ところが
最近の四季を無視した生活が
氣の流れを乱して心臓の病気を作り出しています。
季節感がわからなくなってるって、、、
心が震える感度や、身体の感度も等しく下がる、、、
結構恐ろしいことに思います。
まずは季節に沿って、植物たちに習って、
季節のエネルギー・氣をいただき、
その巡りの中で生かされていることを
体感・実感できる生活を。。。
月食、紅葉とのコラボがお見事でした！
