【前置き】
冥王星の
「ちゃぶ台返しの仕上げ問題」
を背景に
制度を緩め、ルールをゆるめ、組織も人の輪までどんどんユルめて
「ナンデモあり!」
に近いカオス的な様相が目立ってくる、海王星の暗示が
トランプ氏とバイデン氏のテレビ討論会に見事に反映している(あくまでわたしの個人的な感想です)と思ったら
さらにトランプ氏が暗殺されそうになる……表面だけなぞっても何かの歯止めが失われたような不安定な状況だと思われるでしょうが
それだけでなく
(これは何かのシナリオがあっても不思議でない)
と、これまで
(陰謀論なんかに加担しないぞ)
と思ってきた人たちをも内心で動揺させている
こうしたあり様を西洋占星術的に……というか、魚座で海王星と土星が演じているドラマとして解釈してみたいと考え、この記事を書いています。
そうして今回は、先週の「トランプ VS バイデンのテレビ討論会!」というタイトル記事の続きとして、これを投稿いたします。
【こういう流れで】
話の順序として
〈魚座の海王星(順行)〉
↓
〈魚座の土星(順行)〉
↓
〈魚座の海王星(逆行)〉
↓
〈魚座の土星(逆行)〉
の番に書いていきます。まどろっこしいようですが。
まず、土星が魚座を進む(順行)ということの意味です。12サインの定位置で魚座が最後にくることはみなさんご存じだと思います。
これは、よろず物事のワンサイクルを考えたときに、その締めくくりというものは
(魚座的な形になる)
ということです。
魚座的な形とは、境界線が曖昧になって悪く言えばグズグズ、よく言えば融通無碍になる。
境界線がくっきりハッキリして、誰の目にもその形がよく見える……というのは、物事の一通りの完成(山羊座のシンボル)ではありますが
この
「くっきりハッキリ」
に対して、真向かいから同様にくっきりハッキリした強い反発が起こり(水瓶座のシンボル)
さらにその先では境界線が
「グズグズぼんやり」
になってしまう
なんと、そこまでを含めてワンサイクルと見るのが西洋占星術の世界観なのです(易のサイクルにも似たような世界観が感じられます)。
完成されて一見揺るぎない形に固まったと思える制度や組織、システムなどがグズグズになっていくことで、実は次のサイクルが呼び込まれる……という、そこまでの流れをひとまとまりと見る視点が西洋占星術の12サインにある訳です。
【魚座の海王星(順行)】
で、今そういう最後のグズグズの場所(魚座)に、まず海王星がある。魚座は海王星の本拠地ですから、実に伸び伸びとしています。
「伸び伸びとグズグズを推進している(?)」
とでも言いますか。
「こんなデタラメが許されていいのか?」
と世間に向かって怒る人、また
「こういうことをするようになったらウチの会社も終わりだ」
と嘆く会社員
さらには
「もうこうなったら行けるとこまで行くだけだ!」
と居直っている経営者
「ルール破りって、楽しくて楽しくてしょうがない」
と密かにどこかでつぶやいている人
などなどにいちいち構うことなく、組織も集団も、社会の状況や世界の枠組みなど至るところで
「グズグズ化」
が進んでいきます。
(続く)