「女子プロレス界復活に必要なこと」について私なりの考えを、あらためてここにご紹介したく思います。
現在、年齢は30代前半ですが、20年ほど、女子プロレスのファンをしています。また、インターネットを通じて、今まで10数年、数多くの女子プロレスファンの方々と対話をして参りましたが、以下については、多くの方が共感頂いていることですが、僕の思いを、書かせて下さい。
1.男性ファンの獲得:ベビーフェイス系(アイドル系)レスラーの存在
男子プロレスとの違いの一つに「華やかさ・可憐さ」があります。現在のレスラーを見渡すと、ルックス、ファイトスタイル共に非常に男性っぽいレスラーがほとんどと言っても過言ではありません。パワーファイトのみ繰り広げるレスラーに、男性プロレスファンは飽き飽きしているのが、現状だと思います。
弱いが、必死に相手に立ち向かう、そんな姿に男性ファンはドラマ、ロマンを感じるものです。そこで必要不可欠なのが、アイドル的存在のレスラー。
かつてのミミ萩原、スイートハ―ツ時代の下田美馬、キューティー鈴木などがその代表的な存在でした。
女子プロレスに「華やかさ」「女性らしさ」が欠けてしまえば、味気のない面白みのないものになってしまいます。それが女子プロレス界の現状ではないでしょうか。
2.ベビーVSヒールという分かりやすさ
全盛期の全日本女子プロレスによる興行が非常に面白かったのは、マミ熊野、デビル雅美、タランチェラといったヒール軍団と、ミミ萩原やルーシー加山、ジャガー横田といったベビー軍団の抗争、はたまた、ダンプ松本率いる獄門党を中心としたヒール系と、クラッシュギャルズや豊田真奈美といったベビー系レスラーによる対立といったものが、リング上で展開されていたからです。
悪に立ち向かう正義、シンプルですが、これが一番観ている側の「闘争心」「興奮」に火をつけます。
昨今の女子プロレスラーは、「自分をいかに相手より目立たせるか。いかに相手より強いことを証明するか」ということが最重要課題になっているように見受けられます。レスラーにとり、これは重要なことではありますが、皆個人プレーに走り、あまりにもそれが過ぎるため、リング上でのアピールが目に余ると感じるほどです。正直、現役レスラーの多くが似たような考えの上でプロレスをしているため、面白みがありません。
プロレス団体の経営戦略のひとつとして、ヒール軍団とベビー軍団にあえて分け、そこでの抗争を展開する、ということも必要では無いでしょうか。
3.ベビーフェイスレスラーのコスチューム
プロレスは言うまでもなく「プロフェッショナル」な競技です。技も去ることながら、その肉体美を披露することも重要なことだと考えます。
最も理想的なのは、かつて女子プロレスが全盛期だった頃、ベビーフェイス系レスラーが着用していたようなコスチュームです。分かりやすい例だと、スイートハ―ツ時代の下田美馬や豊田真奈美、ミミ萩原のような「ワンピース水着」。或いはキューティー鈴木やデビュー間もない当初の井上貴子が着用していた「フリル付き水着」。
今やスパッツや全身を覆うコスチュームが主流になっていますが、これではプロとは言えません。
女性特有の美しさ、それは体のしなやかさや、男性のように筋肉質ではないまるみを帯びたボディーラインです。それが女性特有の肉体美です。日々の練習で鍛え上げたその女性特有の肉体美は、さらにその美に磨きがかかっています。それを覆い隠すことほど、無意味でもったいないことはありません。
肉体美を魅せるのもプロにしかなし得ないことです。これは「いやらしい」とかそんな低次元の話しではありません。もし、勘違いしているレスラーがいるのであれば、それは是正しなければなりません。