　風が冷たい季節になると、時々おでんを晩御飯にすることがありますよね。

　ところが、『静岡おでん』で名高い静岡市ですが、家庭の晩御飯がおでんになることは無いと、言う話をよく聞きます。えっ！？　なんて思った方も多いことと思います。

　私も静岡市の育ちではありませんから良く解らないのですが、静岡市民のおでんは子供の頃に駄菓子屋で食べるおやつなのだと、言うことなのだそうです。

　ですから、おでんが晩御飯でご飯と一緒に食べるものとは、あまり思われてはいないようです。

　ちなみに、駄菓子屋におでんが売っているのも、静岡市近辺における独特の文化と言えると思います。

　そのおでんですが、我が家では必ず鍋いっぱい作るので２～３日は食べ続けることにもなります。食べ続けるのは良いのですが、最後の方はどうにも中途半端に具が残ったりしないでしょうか？

　新たにおでんの具を買い足すのもキリが無いと思いますし、このまま食べるには少し寂しいとも思ってしまいます。

▼こんな具合に中途半端な状態をどうにかしたい。

　これはカレーだろうって、前々から密かに思っていたので実行することにしました(^^)v

　現状残った具は大根、コンニャク、※黒はんぺん、揚げ、ウインナーでした。少し寂しげに思えたのとカレーっぽくする為に、玉葱と人参を加えることにしました♪

　※黒はんぺんは、静岡以外の方には解りづらいかもしれませんね。ググると出てきますので、あしからずですm(__)m

　別の鍋で、玉葱と人参を煮込んでからおでん鍋に混ぜ入れました。

　そして、カレーのルーを投入します。

　おでんにカレーのルーを混ぜるときの注意点ですが、通常のカレーを作るときよりはルーの量を控えめにした方が良いと思います。

　おでん汁とカレーのルーでは、圧倒的に後者の方がインパクトがある訳ですからおでん汁の良い効果が薄くなってしまう恐れがあるからです。

　実際に私は、これでよく失敗します(^^;)

　混ぜるということは、　『どこでやめるのか』　が、とても大事なことなのだと思います。

　さあ、完成です♪

　味はですね、蕎麦屋さんのカレーです。おでん汁とその出汁から出る風味がとても良い味の元になっていると思います。

　当初はカレーのルーは甘口だけを入れたのですが、ついつい辛口を少し入れてしまいました(^^;)　これが、抜群に旨い！までいかなかった大きな敗因だと思いました。

　また余分なことをしてしまった。。。　そう思いました。

　ですから、しつこいようですが　『どこでやめるのか』　は、とても大事なことなのだと思うのです。

　本当に、物足りないかもしれない位が良いと思いますよ。それでも足したければ後から足せるのですから。しかし、後から薄めるということは料理においては不可能に等しいと思いますので。

　それでも、やってみて良かったと思います。まあまあ美味しかったですよ。

　今日も訪ねていただきまして、ありがとうございました。

　それでは、またです。

おでんベースのカレー