下記は
認定NPO法人えひめイヌ・ネコの会さん
の転記です。



里親になっていただいた皆様、ご協力いただいた皆様
本当にありがとうございました。

65頭ものたくさんの犬たちの里親探しが、わずか3日で終了しましたのは、
松山市も私どもも、大変驚いています。
これもひとえに皆様のおかげと感謝し、お礼を申し上げます。


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情報が広がった分、その後もお問い合わせがございますので、改めて経過を書かせていただきます。

尚、引き取られた犬たちがブリーダーの手に渡ったのではないかという噂の件ですが、
噂の発信元の○○会に情報元を問い合わせたところ、
はっきりとしたお返事をいただけず、もう一度連絡をとっているところです。

松山市には、ブリーダーに渡した経過はなく、全て個人の引き取りで、
2頭譲ったのは1組のみ、あとは1頭ずつの譲渡でした。


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今回の出来事は、7月31日(火)に松山市保健所より協力依頼があり、当会が知ることになりました。
収容期限を通常より長い8月12(日)にしてもらい、
すぐに犬たちの様子を見に、愛媛県動物愛護センターに駆けつけました。

更なる収容期限の延長要望を考えた上で、
まずは犬たちを早くこの施設から出したいと一目見て思いました。

今まで劣悪な環境でブリーダーの元に居たことは、犬たちの毛並みを見ても容易に想像が出来、
そんな哀れな犬たちを管理棟の中から、1分、1秒でも早く救い出したいと思いました。

センターより個体管理は無理と言われましたが、一般の方に少しでも多くの情報を流したいと写真を撮り
8月1日(水)当会ブログにて公開し、里親募集を開始しました。
同時にフェイスブックにも投稿し、お友達から情報を広げてもらいました。

各局新聞、テレビ、ラジオにも里親募集協力のお願いのリリースを行い、
ちょうど他の取材予定で連絡のあった愛媛新聞さんがすぐに取材をして下さり
8月2日(木)の愛媛新聞朝刊で記事が掲載されました。


8月2日(木)午前中には、南海放送テレビとラジオで、
夕方のテレビニュースでは、NHK、テレビ愛媛、あいテレビで里親募集を呼びかけていただきました。
NHKでは、3回もニュースが流れました。

8月3日(金)には再び南海放送で情報を流していただきました。

報道が一挙に流れたおかげで、
8月2日(木)までに43頭、翌3日(金)17:00までに残ったのは、2頭でした。

衰弱の激しかった最後の2頭を当会が引き取り、只今入院中です。


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今回の譲渡については、松山市にも様々な要望はいたしました。
一部は取り入れてもらいましたが、当会も不満なところがのこりました。
追跡調査は松山市が行います。(登録、不妊・去勢手術、ワクチン接種等の確認)

しかし、行政と民間が連携して里親探しを行うというのは、初めての事です。
これを良い事例とし、今回の課題も含め、お互いの出来るところ、出来ないところをフォローし合って
今後に繋げていきたいと思います。

当会は、小さな会で施設もなく、保護する事が出来ません。
本来ならば、不妊・去勢手術をしての譲渡が望ましいのですが、
劣悪な環境から引き出してすぐに手術というのは、
犬にストレスがかかり過ぎ死亡する可能性もあります。
保護を出来る場所もなく、個体管理が出来ないセンターでは、
今回のように収容日が数日というのでは、手術は無理でした。
ゆっくりと犬のケアが出来、術後の管理が出来る日数があれば良かったのですが・・・。


今回は小さな命を多くの善意で助けることが出来ましたが、これで終了ではないと思います。
ブリーダーの危険性、命を扱っている仕事という意味での責任を
今一度、多くの方々にも考えていただきたいと思います。


全国の動物愛護団体さんからも、引き取り協力のご連絡をいただき、大変心強く感じました。
どの団体様も日々大変な思いで活動されているのは、同じ動物愛護団体としてよく理解しておりますので
無理をお願いしなくても、いい結果となり安堵いたしました。

本当にたくさんの方々にご心配いただき、そして手を差し伸べていただき感謝しております。
多くの電話・メール・ファックスをいただきましたが、あまりに多くて一人一人に丁寧に対応できなかった事
ここにお詫び申し上げます。