『教場』を読み終えました。
珍しく、一気に読み終えることができました。
最近は、二日に分けて読むことが多かったんだけど、
今回はさらっと。
警察官になるための学校での出来事が
描かれているのですが、
出てくる風間教官がすごい。
シビアなんだけど、人間味もあり、とても魅力的です。
有能で信頼できる上司、という感じ。
物語は…
教室や寮の中でくりひろげられる事件を通して、
いろいろな生徒たち
(…といっても、転職組がけっこう多くて、みんな、いい大人ですが.)の
失敗や挫折・再生などがそれぞれの視点から語られていきます。
生徒たちにとっては、警察学校は「篩」。
試験に合格したから入っているんだけど、
適性がなければ容赦なく落とされていく…。
そんな中で精神的に追い詰められた生徒たちがとった行動、
おこった事件は…
場所が場所なだけに、一般市民としては微妙な感じですが、
まあ、警察官(候補)も人間、てことで…
私はこの中では、白バイに乗りたかった人の話が
怖かったなぁ…
教官の忠告が間に合わなかった…というか、
なんというか…
高い理想を持って頑張ってる人がほとんどなのでしょうが、
現実には警察って、勘違いしてる人もけっこういるから
困ったものです。
古い話になるけど、
ある自治体の新人研修で県警のお偉いさんがした話
「お茶くみができない女性は嫁に行けない」
はぁ?!
そのほかにも時代錯誤なお話多数…
そして最近うちの職場の部署でのある研修で、
講師の方と一緒に来ていたと思ったら、講師の方の話のあとで
頼みもしないのに突然マイクを握りその研修とは無関係のことを
べらべらと話し出す人…
こんなだから、不祥事が絶えないのでは…?
現実の話はともかく、
普段ミステリーなんてめったに読まない私にも
読みやすくおもしろい一冊でした。
ちょっと苦味はのこるものの、
なるほど~!とためになる部分もあったしね。