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『一葉知秋』(いちようちしゅう)
「意味」
梧桐(アオギリ)の葉が一枚ひそやかに落ちるのを見て、
秋の気配を察すること。転じて、何でもない兆候に、
その後の衰亡・凋落を読みとることのたとえ。
「出典」
『淮南子』説山訓
「解説」
「一葉落ちて天下の秋を知る」の略。 詩的な趣を持った名言といえよう。
ただ出典には、「一葉の落つるを見て歳のまさに暮れんとするを
知り、瓶中の氷を睹て天下の寒さを知る」とあり、
続けて「近きを似て遠きを論ずるなり」と説かれている。
つまり「一葉の・・・」は身近なちょっとした現像を観察することで、
遠くのこと、来るべきこと、そして全体のことを洞察すると
いう訓話の比喩になっているわけだ。
なるほどとは思うが、あまり詩的とはいいがたい。 漢代の訓話をもとに「一葉落ちて
天下の秋を知る」と書いたのは唐の無名の詩人(宋代の唐庚の「文禄」所収)「山中にいる僧に
月日を見て世の秋を知るだけだ」とある。出典にある表現と成句の文言が違
うのは、この詩句が広く普及したからだろう。