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昨今、世の奥様方の間で評判になっているのが、レンジメートと言う鍋だ。
どういう物かと言うと、その鍋に食材を入れ電子レンジで加熱するとフライ
パンで調理した様に肉や魚に焼き目が付くと言うのだ。
電子レンジはサトウのご飯やレトルト食品の加熱、旅先で買った食材の温め
など、我家にとってキャンピングカー旅の必需品だが、どうしても使い方と
しては、「調理」と言うより「温め」に限った物になっていた。
しかし、その電子レンジで本当に焼き目を付けると言う全人類の悲願を叶えた
としたら、キャンピングカーの車内調理に革命をもたらす画期的な商品に違いない。
つー訳で早速Amazonで買ってみた。お代は9900円だった。
さて、そのレンジメートだが大きさや形状の違いで3つの種類がある。オレが
購入したのは1番小さなプロで容量530ml、次に角型のプログランデは860ml、
1番大きなエブリはジャパネットタカタの専売品で950mlだ。
では箱を開けてみよう。ほら、箱にも直火の様な焼き目調理って書いてある。
本体以外に使用上の注意書きとレシピ付きの取説本が入っている。
本体は使う前に洗剤で洗っておいた。但し鍋底の穴に水が入るとダメらしいので、
ドブンと洗い桶に入れたり、浸け置きはNGだ。
レシピ本にはチーズダッカルビ、野菜炒め、バナナのキャラメリゼなど魅惑の
メニューが載っているが、オレの使い方としては、釣れた魚を切り身にして焼
いたり、朝食のベーコンエッグなどが作れると嬉しいな。
と言う訳で、今日はスーパーで買って来た塩サバを焼き、更にベーコンエッグ
を作って出来具合と味を評価し、使用後の手入れの感想などを書いてみよう。
では塩鯖からだ。
レシピ本によると2切れ150グラムの場合、600Wだと裏表焼いて4分となって
いるが、まぁ、これは大きさやレンジの機種によっても若干の違いが出るかも
知れない。
まずは1切焼いてみる。皮目を下にして蓋をして3分間加熱し、裏返して1分の
加熱だ。レシピ通り3分加熱して様子を見たが、焼き目がイマイチ薄いので
更に1分30秒加熱したら良い感じに焼けたので、裏返して身の面もレシピより
少し多目に加熱してみた。
レンジから出し、蓋を取るとジュージューっと鯖から脂が滴り良い感じに
焼き目が付いいる。マジで焼いている感じだ。
続いて家の冷蔵庫から盗んで来た材料でベーコンエッグを作ってみよう。
オレ的にはベーコンはよく焼きたい派の人なので、先にベーコンだけ2分
加熱してから
目玉焼きを作ってみる事にした。この時点でベーコンのは焦げ目が付き、
これまたジュージューっと良い音を立てている。玉子投入！
2分ほどで様子を見ると、すでに硬めの目玉焼きになっていた。半熟が
好きなオレとしては残念だが、初めてなので仕方ない。次はもう少し
調理時間を短くしよう。
ほんで、塩鯖とベーコンエッグプレートの出来上がりだ。本体のプレート部は
フッ素コーティングされているので、目玉焼きはくっ付かず、スルッと皿に移せた。
今夜はこいつをつまみにビールを呑む。
うん、やはり黄身は焼き過ぎだが、普通に目玉焼きだ。ベーコンもカリッと
焼けている。熱々の塩鯖は脂が乗って旨い。こりゃ間違いなく焼き魚だ。
パサつく事も無く、家のコンロのロースターで焼いた魚と遜色無い。
また、使用後の手入れはキッチンペーパーで拭けば油分と汚れは簡単に取れ
るので、後は軽く洗えばだ大丈夫だ。蓋をしている為、レンジの庫内も汚れ
ない。
車内のコンロで調理をすれば、どうしても油が跳ねたり、コンロに食材を
零したりして後の掃除が厄介だが、この鍋を使う事によりそれらの鬱陶しい
作業から解放されるのは有難い。ただ、当たり前だが、600Wのレンジを
数分間使うので、それなりの電源確保は必要だ。
それでもオレ的には十分使えると言う結論に達した。グビグビグビ、プハァ～
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