お寿司といえば、日本が世界に誇れるすばらしいスーパーフードだと思うんですよ。
お寿司が嫌いな人って、アレルギー持ってる人以外にはほとんどいない、のでは？
今日、新しくまわるお寿司屋さんができてたので、行ってみたんですわ。
今、出店ラッシュしてるゼンショーグループのお寿司屋さんで、名前のイメージでは
産地直送のネタが満載！
みたいなイメージだったから、期待していたのですが・・・。
写真はイメージです
新規出店らしく、順番待ちとう羽目になったんですが、その間にメニューを研究。
あれとあれと、んで、あれを注文しよう・・・など、わくわくしていると、聞こえてきたのはレジでお客さんがお金を精算するやりとり。
「1290円になります」
「2080円です」
「950円です」
・・・あれ？ なんか随分、みなさんお安く済んでますけど、あまり食べなかったの？
と思って店に貼ってあるポスターを見てびっくり！
なんと、平日は一皿90円じゃないですかっ！
安いから、家族連れでも案外リーズナブルな価格で食べられるんですね！
”それにしても安すぎる・・・なぜ？”
不安をいだきながらも、希望通りテーブル席に案内される。
お茶を用意して、箸を出して、醤油の小皿を・・・あれ？醤油を入れる小皿はなし！
代わりに、醤油の種類が4種類くらいあって、好みの味を選べるようになっています。
「ま、最初はこちらのお店の名前が入った、オリジナル醤油でいきますか」
・・・えらく水っぽいなあ。
お寿司の醤油って、もっとドロッとしてるのが当たり前と思ってたけど、まあこれも新しい味の発見になるかも。
注文はタッチパネル式。
ま、今時当たり前だよね。
まずはエンガワを注文、ポチッ。
「注文を受け付けました」
・・・おい、いちいち一個ずつサンキューアナウンスするんかい？
スシローとかだと、まとめて4個くらい一気に注文できるのに、ちょっと面倒だなあ。
写真はイメージです
で、エンガワ登場！
回ってくる直前に、タッチ画面から「もうすぐ注文の品が到着するので取り忘れんなよ～」みたいなアナウンスが流れるので、まあ取り忘れる事はないですが。
でも、隣の席の人と同じ商品だった場合、これはちょっと迷う事になるかも。
結構、不親切なシステムだと思いましたね。
でもまあ、一皿90円と安いし、まあいっか。
さて、エンガワを一口で！
・・・ん、なんか物足りない。
しかも、シャリが・・・ストレートに言っちゃえば、”マズイ！”
その後もいろんなお寿司を注文し続けましたが、シャリがパサパサでマズイのと、ネタも味が薄く、何食べても同じような感覚。
「だから安いのか・・・、それにしてもちょっとひどいな」
とにかく、味が薄い。
うなぎも、イカも、サーモンも、ぜーんぶ味に特徴がない。
周囲のお客さんの様子を見渡しても、みなさんなんか不機嫌そうな顔で食べてる。
だいたいのお店では、子供たちやお母さんたちが
「おいしかったね～」
って言ってるのを見かけるんですが、誰も美味しいとは一言も言ってない。
おまけに、レーンがなんだか汚れてる。
新店のはずなのに、なんだか半年掃除してないような汚れ方。
店に入ったときに感じた”不潔感”は、これだったのか。
結局、嫁と2人で2300円くらい食べましたが、正直なところ、お寿司を味わうというよりも、空腹を満たすためにとりあえず口に運んでた、って感じです。
唯一、カニ味噌軍艦だけは味がわかったんですが、海苔はいつまでたっても噛み切れないし、海苔の味も”賞味期限切れじゃねーか？”と思うくらいマズイ（笑）。
こういうお寿司屋さんに、外国人観光客には来てほしくないし、これが日本のお寿司だと思われたくないですね。
私もいろんなまわるお寿司を味わいましたが、それなりにどこも満足していました。
が、このチェーン店だけは、「行くんじゃなかった」という後悔しか残りませんでした。
こんな事は、初めてです。
安さをウリにするのは良いのですが、
企業努力の方向を間違っていませんかね？
チェーン店といっても、お店によっては味の違いがあるのかもしれませんが、安佐南区のあの店には二度と行くことはないでしょう。
夕食で食べたファミレス「ジョイフル」の唐揚げ定食のほうが、お口直しになった事は言うまでもありません。
