抗がん剤１クール目 2日目
未来の治療に使う抗がん剤について、記載しておこうと思います。
未来は2つの抗がん剤を使っています。
タキソール（一般名：パクリタキセル）
パラプラチン（一般名：カルボプラチン）
未来のこの治療は、臨床試験になります。
『子宮頸がんの腺がんⅠb－Ⅱ期に対する術後の補助療法としての有効性及び安全性』
腺がんは、症例が少ないんですね。
治療方針もきちんと確立されてない。
今回の臨床試験が少しでも今後の役に立てればと思っています。
タキソール（一般名：パクリタキセル）
タキソールは、太平洋イチイの樹皮から取り出した成分で、「タキサン」とよばれるグループに属する抗がん剤です。
タキソールには細胞の分裂を途中で止めるはたらきがあり、そのためにがん細胞は増えることが止まり、やがて死滅します。
タキソールにはお薬の中にアルコールが含まれています。
パラプラチン（一般名：カルボプラチン）
パラプラチンは、貴金属である白金の錯化合物で、「プラチナ製剤」とよばれるグループに属しますが、同じプラチナ製剤であるシスプラチンと同等の効果を持ちながら、悪心・嘔吐や腎毒性などの副作用がより少ない抗がん剤です。
パラプラチンを注射するとがん細胞に取り込まれ、がん細胞内の遺伝子本体であるDNAの合成を阻害し、がん細胞の分裂を止め、やがて死滅させます。
副作用一覧表
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