湊かなえ、母性 を読んで | ごみblo2013

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映画で母性を見て

原作を読んでみたいと思い図書館で借りて

まる2日で読了しました。



わたしはてっきりこの作者は毒親経験があるものと思っていた

しかし彼女のインタビューを読むと

彼女は自分とかけ離れた人ほど書くのが面白いという

これには圧巻

才能である


人間はみな、自分の経験から少なからず想像を得るものだと思っていたので。。。




私は小さな頃からおばあちゃんに育てられた

ばあちゃんと同じ布団で寝るとばあちゃんは足で私の両足を挟んで温めてくれた


私の足はすぐに暖かくなった


お母さんにはしてもらったことがない



それから10何年経ち、

夫と結婚した


ふと寒いある日

布団で彼が私の両足を挟んで温めてくれた

ばあちゃん、、、、わたしは心の中で思った


同時に昔感じた愛、母性、母

も感じた


夫は私にとってのママである

ママ大好き。夫大好き。。



いまは意図して夫の足に自分の足を挟み込む

その度に思う

挟み込む度に思うようになった

ああ、ばあちゃん、、と。



私は母になった

子供が生まれた


私は母の愛を求め続け、母性にでてくるルミ子側だ


女は2パターンしかいない

母か娘か

それを描いた作品で

私は永遠に娘側であると思い


そして娘もまた、永遠に娘側になるのだろう


たまに毒親に育てられたのに反面教師にして子供に愛情深い人がいるが極めて珍しいと思う

負の連鎖を断ち切れると思ったら大間違い

大きな過ちを犯してしまった


子供は作らない

そう決心してる人はすごい


なぜ愛せる側の人間だと思っていたのか

信じて疑わなかったのか

今では自分が不思議でならない。