The New York Times Magazine の Instagram 投稿にこんな一文がありました。
“paying endless attention to the very thing she claims to have transcended.”
「彼女は自分が超越したと主張するまさにそのものに、終わりのない注意を払っている。」
今朝これを見て、英検1級のスピーキング練習をしていたとき、
「あっ、“the very thing”って使える!」って思ったことを思い出しました😄
今日はこの very の使い方を、ちょっと深掘りしてみましょう。
🌿 “the very thing” の意味は?
“the very thing” は「まさにそのもの」という意味。
ここでの very は「とても」ではなく、形容詞として「ちょうどその、まさにその、ぴったりの」という意味で使われています。
たとえば:
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the very day I met her(私が彼女に会ったまさにその日)
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the very reason you came here(あなたがここに来たまさにその理由)
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the very thing I was looking for(私が探していたまさにそのもの)
💡 very の2つの働き
実は very には2つの働きがあるんです。
文の中でどんな言葉を修飾しているかによって、意味が変わります。
1️⃣ 形容詞として名詞を修飾する
👉 意味は「ちょうどその」「まさにその」「ぴったりの」
例:the very thing(まさにそのもの)
この場合の very は、“that exact” のように「強調」ではなく「特定」を表しています。
「ほかではなく、それ!」というニュアンスですね。
2️⃣ 副詞として形容詞や副詞を強調する
👉 意味は「とても」「たいへん」「非常に」
例:very young(とても若い)
very well(とても上手に)
こちらはよく知っている使い方ですね。
“どのくらい若いの?” “どのくらい上手なの?” と、程度を強めるときに使われます。
つまり、
🔹 名詞を修飾するとき → 形容詞(=特定)
🔹 形容詞・副詞を修飾するとき → 副詞(=強調)
というふうに覚えるとスッキリです🌿
🚫 “very now” がダメな理由
2025年度第1回の英検3級で、こんな問題が出ました。
He has to leave ( ) now.
正解は right now。
でも選択肢に very があったんです。
「まさに今」って言いたくて very now を選んでしまった人もいたかもしれませんね。
でも実はそれ、文法的に×なんです。
理由はシンプル👇
now は「時間」を表す副詞で、程度の強弱を表せないから。
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very well → OK(どのくらい上手?→とても上手)
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very young → OK(どのくらい若い?→とても若い)
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very now → ❌(どのくらい今?→とても今)←意味が通らない!
自然な言い方は:
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right now(まさに今)
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at this very moment(まさにこの瞬間)
🌱 まとめ
very は便利だけど、どの語を修飾しているかによって意味が変わります。
📝 形容詞と副詞のおさらい
🌿 形容詞(adjective)
👉 名詞(人・もの・こと)を説明する言葉
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a beautiful flower(美しい花)
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She is kind.(彼女は親切だ)
形容詞は「どんな名詞か」を説明したり、be動詞のあとで主語の性質を説明したりします。
🌿 副詞(adverb)
👉 名詞以外(動詞・形容詞・副詞・文全体など)を説明する言葉
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He often plays soccer.(彼はよくサッカーをする)
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He is very smart.(彼はとても頭がいい)
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I’ll go shopping tomorrow.(私は明日買い物に行く)
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Unfortunately, I cannot go to your birthday party.(残念ながら、お誕生日会に行かれません)
副詞は「どのように」「どのくらい」「いつ」「どこで」「どんな気持ちで」などを表します。
動作の様子や話し手の感情を細かく説明するのが得意です。
語の働きを意識して読むと、英語がぐっと深く理解できます🌿
