昨日から始まった夏の高校野球全国大会
2004年からすっかりはまっている私。
それまではそこまで熱心に高校野球観戦をしたことなかった私がなぜはまってしまったかというと、
あの夏は、ピンポイントで私を魅了するチームがあったから。
しかも、勝ち進んで、なんと優勝してしまったのだから・・・
2004年の甲子園が始まって数日した頃、野球好きの彼が、テレビの前ではまっていた。
「すごい打つチームがいる」
彼は野球が好きで(観るほうだけだけど)、小学生の頃、甲子園期間中は毎日朝から夕方までずーっとテレビの前で過ごしてたというほどの高校野球オタク。
今でも、毎年、全国大会が始まる前には、「○○高校のピッチャーがすごい」などの情報収集をして、その高校の試合を中心に観戦して楽しんでいる。
2004年、彼が前評判を聞いて期待していたピッチャー達からボコボコ打って点をとりまくったのが、あの駒大苫小牧だった。
もともと地方のチームを応援するのが好きな彼は、駒大苫小牧の躍進劇に感動していた。
私はといえば・・・、主将の佐々木孝介くんのさわやかな笑顔にすっかり魅了され、応援し始めた
ホント、かっこよかったんだもん・・・
まぁ動機はともかく、二人で応援していたら、どんどん勝ち進んで・・・優勝
長年高校野球を見てきた彼は、「北海道のチームが優勝なんて、本当にすごい」と感動しまくり。
深紅の優勝旗が初めて津軽海峡を越えた夏。
思えば、私が今、こんなに野球観戦にはまっているのは、あの夏が始まりだった
翌年2005年も、駒大苫小牧のことは気になっていて、地方大会をチェックしていた。
「今年も駒大苫小牧が甲子園に出る」
私達二人はまたもや応援体制に入った
そしてまた勝ち進んでいく。
決勝進出を決めたときには、私はいてもたってもいられなくなって、確か決勝戦が土曜日だったかで、「甲子園に応援に行こうよ」と彼に猛烈におねだりもした。
彼は「テレビ観戦のほうが細かく見れて面白い」派なので、残念ながら実現しなかったけど・・・
このときの決勝戦の対戦相手は、京都外大西だったのだけど、私が通ってた大学の付属高校だった。
大学に通ってた頃は知らなかったのだけど、京都ではかなりの野球の名門校らしい。
そういえば、大学の敷地内に頻繁に高校の野球部の大きいバスが乗り入れていて、「えらいVIP対応だな~」と不思議だったなぁ・・・。
自分の母校の付属高校という愛着あってもよさそうなチームだけど、迷いなく駒大苫小牧を応援した私。
・・・そして駒大苫小牧が2連覇
もうね、ここまできたら、私達は熱狂的な駒大苫小牧ファンになりますよー。
応援してるチームが勝ち進んで、優勝するというのは、本当に本当に嬉しい
この年出てきたのが田中くん。2年生だった。
私は正直、2年生の田中くんの投球内容は実はあまり覚えてない・・・
けど、とにかく速い球を投げてて、彼が「すごい、すごい」を連発していたのは印象に残ってる。
どちらかというと、私より彼のほうが最初に田中くんに魅了されてた気がするなぁ。
そして2006年。
春のセンバツ大会出場辞退という苦しい状況を乗り越えて、夏の甲子園出場を決めた駒大苫小牧。
前年の秋から春のセンバツ大会の出場が決まってたので、楽しみにしていた私達は、春の出場辞退はものすごくショックなニュースだった。
苦しい練習に耐えて頑張っている10代の球児達にはあまりにも残酷な仕打ちだと思って胸が痛んだ。
だからこそ、夏の甲子園出場を決めたのを知ったときは、それだけで心打たれた。
もう絶対彼らには優勝してほしい。
どの高校よりも、全国制覇を成し遂げるにふさわしい球児達だよ。
そんな思いで応援した2006年夏の甲子園。
世間でハンカチ王子フィーバーが湧き起こって、異様なまでに盛り上がってた決勝戦。
引き分け再試合のときは、「もういいじゃん。両校優勝でいいじゃん」と本気で思った。
結果は準優勝だったけど、いろんな状況を乗り越えてあの場に立った彼らには、感動とか言葉では言い表せないものすごいものを感じたよ。
2007年。
夏の甲子園の1回戦で対戦したのは、駒大苫小牧と広陵だった。
これは彼と私にとっては衝撃なカードだった。
過去3年間駒大苫小牧を熱烈に応援し続けてきた私達。
地元広島では広陵を応援している私達。
どうして1回戦で対戦するのーー
駒大苫小牧は、地方大会を悠々勝ち進んで甲子園出場を決めていた。
対する広陵は、決勝戦で総合技術を相手に投手戦となり、延長戦でかろうじて1点取り、甲子園出場を決めていた。甲子園出場を決めたとき、広陵の選手達の顔には笑顔でなく涙があった。苦しい接戦を戦い抜いてつかんだ勝利なんだなと伝わってくる涙だった。
駒大苫小牧が優勢のように取り上げられてたけど、広陵は地方大会で接戦を戦い抜いてきているので、どうなるかわからないと感じていた。
どちらも完全には応援できない心境の中、「とにかくいい試合をしてほしい」と祈りながら観戦した試合だった。
そして広陵の逆転勝利。9回までリードを許しての逆転劇だった。
勝利目前の駒大苫小牧の選手達は、まさかのエラーで敗れた。
接戦を戦ってきた広陵の強さをしみじみ感じた試合だった。
駒大苫小牧に勝ったからには全国制覇してもらわないと困る
という意気込みで応援した広陵。
駒大苫小牧戦以後は、危なげない戦いぶりで、見事決勝進出を決めた
決勝戦では本当に惜しくも敗れて準優勝だったけど・・・。
広島では広陵が勝ち進むにつれて、どんどん盛り上がっていた。
昨年までは、駒大苫小牧が勝ち進んでいても、盛り上がっているのは私達だけだったので、その状況は心強かったな~。
今年もついに始まった甲子園。
4年連続私達は決勝戦まで本当に楽しませてもらっているので、今年も期待している。
もちろん広陵を応援するぞ