正岡子規の筆まかせには正岡子規が当時考えていたことが率直に書いてある。

その中でも印象的だったのは、正岡子規が初めて東京に上京したときのエピソード。

 

新橋に降り立った当時16歳の正岡子規は、地面に敷いてある鉄道馬車のレールを怖々跨ぐエピソード。初めて見る鉄道列車のレール、これは跨いでいいものなのかよくわからないまま跨ぐ正岡子規の姿が思い浮かぶ。そんな姿がとてもほほえましい。

 

また筆まかせの総目録で確認できる限り、落語について「寄席」、「円朝の話」、「落語連相撲」、「落語家遺漏」という項目で書いている。

ただ現在売られている筆まかせは、筆まかせ抄 というタイトルで、筆まかせの中から選ばれたエピソードが載っている。

ちなみに落語については上記の中の「寄席」しか載っていない。

他の3つについても読んでみたいけど、どうしたら読めるのだろう。