ちょうど1年くらい前から、ユマニチュード(あなたを大切に思っています、ということを伝える技術)をより学べるところで働きたいと思い、転職。そして今、私が勤めているのは保育園なのですが、その保育園は保育にもユマニチュードを導入しようと、動き始めています。
不思議なご縁でたどり着いた現在の職場です。
そこにはとても素敵な、私の尊敬するユマニチュードインストラクターがいらっしゃいます。
昨年の4月、その方にけっこうな強い口調で注意されたことがありました。
その方のいらっしゃる介護施設を何度か勉強のため見学させて頂いていたときのこと。
私は自分が見学するたびに職員さんが私への説明などで時間を取ってくださることが申し訳ないなと感じていたことがありました。
それが態度に出ていたのでしょう。その方は、
「もう、いい加減、何回も言わせないでちょうだい!ユマニチュードはすべての人が自由で、誰に対しても開かれているの。ここで働いたり学びにくる人たちも同じ。どんな人でもすべてウェルカムなのがユマニチュードなの。学びに来たいならくればいいし、来たくないなら来なくていい。あなたの自由なのよ」
と、私の目をしっかりと見て言ってくれました。
その方のまなざしと言葉から深い優しさが伝わってきて、私は思わずボロ泣き。
そして、帰りの電車の中でもその言葉とまなざしを思い出し、再びボロ泣き。
私は看護師という職業柄もあってか、もともとの性格もあってか、
人の役に立たなくてはいけない、役にたつどころか邪魔になるなんてとんでもない、という囚われが強かったのだと振り返って感じました。だから、見学させていただく場で、自分が役に立てるどころか邪魔になっていないか、すごく不安に感じていたのだと思います。電車の中でボロ泣きして、どんな自分でもいいんだ、役に立たなくても邪魔になってもどんな私でもウェルカムなんだ、と心から思ったあとは、もうそこには、ただただ優しくてあたたかい世界しかありませんでした。
ユマニチュードという概念を知っていることと、心から感じられることは違いました。
口をすっぱくして何度も私に伝えてくれたこの方に感謝。
あたたかいせかいが広がるように、私も自分ができることから始めていこう。
それがこの方への恩返しのような気がします。