こんにちは。ごまだれかけろのお時間です。


BIOHAZARDヴィレッジに追加DLCがきていることを最近知りました。その名も「シャドウ オブ ローズ」だそうです。


今回の主人公はタイトルが示す通り、イーサンの娘であるローズということで、視点もFPSからTPSに変更されています。


気になるのは視点変更の理由です。

普通、本編をFPSで出したゲームがDLCでTPSに視点変更するってあまり無いですよね。

恐らくは視点変更に踏み切った何か大きな理由と原因があるものと思われますが、FPSが苦手な私としては今後の作品もTPSにしてもらえたら助かります。やはりバイオはTPSであるべきだと私は思いますが、皆さんはどうでしょうか。


調べてみると、FPSが苦手って人はけっこういるみたいです。FPSを苦手とする理由は「画面酔い」が大多数を占めるようですが、ゲームによっては設定で画面スクロールの速度や画面揺れを無くしたり出来るので、FPSで画面酔いする方は是非試してみて下さい。個人差はあるでしょうけど、スクロールを遅くして画面揺れを無くするだけで酔いがかなり軽減されるはずです。




さて。ということで、本題に入りましょう。


今回はゲームのご紹介になります。それがこちら。



転生したらスライムだった件~魔王と竜の建国譚~


人気アニメ「転スラ」のタイアップゲームです。


ソシャゲのタイアップ系なんて大体はつまらんし、私も大して期待はせずに何となくやってみたんですけどね。


以下、レビューを書いてみます。


概要



ターン制バトルのRPG。現時点ではギルド等による他ユーザーとの交流要素やPvP要素はなく、ひとりで黙々とやるタイプのゲーム。ストーリーはフルボイスで、3Dキャラの出来がとても良い。なお、転スラをタイアップしてるんだから当然のことながらストーリーは面白い。


バトルについて

バトルでは同系のパネルを選んで消して攻撃する。



パネル選択は最大で6個まで繋げる事が可能で、繋がったパネルの数(combo)が多いと最終ダメージ数もアップする。また、パネルの種類はスキルなどによって変換する事も出来る。

ただし逆に言えば、繋げられるパネルが出てこない場合はろくに攻撃する事が出来ず、運要素がけっこう強い。


こちらはパネルの状況によって攻撃結果に大きな差が生まれるのに対し、敵にはパネルという概念はなく、決まったターン数に決まった攻撃をしてくる。プレイヤーは回復や防御の手段が非常に乏しく、前述の通りパネルドロップの運が悪ければ苦戦を強いられるはめになる。ここらへんはかなりのクソゲー感あり。


オート機能のAIがかなりアホ。とりあえず使えるスキルは全部使ってしまうタイプのアホで、スキルを発動するタイミングによってクリア状況が変わる仕様においてこの頭の悪さは致命傷。スキル使用のタイミングなど知らぬ解せぬ関わらぬ、ということなのか。


属性効果がかなり高く、もし苦手属性で戦おうものならどんなザコ敵でもたった1回の攻撃でゴッソリHP持っていかれる。そのため、バトルは必ず有利属性で挑むことになるわけだが、言うまでもなくガチャで属性を揃えるのはかなり大変。使える配布キャラがいるとかならまだいいが、メインストーリークリアで手に入る配布キャラがそもそもほとんどいない。属性効果に重きを置くのは別にいいが、だったら属性を揃えやすくするべき。ここら辺については何でこうなったのかマジで謎。


キャラ育成について



キャラには強化する項目がいくつかある。まずは才能覚醒と呼ばれるもの。ここでは体力、攻撃力、防御力、会心率、奥義威力などを上げることが出来る。

なお、これらのステータスを上昇させるにはレベル上限を解放する必要があり、レベル上限はキャラの限凸によって計5段階で解放されていく。


スキル強化では、各固有スキルの威力を上げることが出来る。スキルレベルを上げるにはそれ専用の素材が必要となるが、これがあまり手に入らないうえにレベルもなかなか上がらないという、うんち仕様。


レベルを上げることでもステータスは上昇する。

しかしレベルアップによるステータス上昇は微々たるもので、才能覚醒とスキル強化が進んでいないとただの足でまといになる。


最も重要な育成要素は、もちろん限凸。

これが進まなければレベル上限も解放されず、いつまで経ってもレベル80止まりの倉庫警備員となる。

限凸するには当然ガチャで被りを引く必要がある。そして当然ながらそんなのは無理である。被りキャラを使って限凸するシステムを考えた奴は死んで欲しい。何をどうすればそんな鬼畜生のような思考に至るのか。

しかしこのゲームでは、ガチャによるキャラ被り以外にもガチャ産☆5のキャラを限凸出来るシステムが用意されているから安心してほしい。これにはイベント消化などで手に入る貴重な専用素材が必要になるが、しっかりイベントをこなせば入手出来るようになっている。


装備について



このゲームにおいて最もクソな要素のひとつが装備である。装備は鍛冶屋で製造することができ、鍛冶屋のキャラもその日の気分で変更する事が出来る。ちなみに鍛冶屋キャラを変えたからといって装備製造には何も影響はない。全く不要で意味不明なシステムである。


装備を作るには様々な素材が必要となり、ランクが高い装備を作るためには当然ながらランクが高い貴重な素材が必要であり、これらが手に入る専用クエストがマジでうんちクエストでクリア出来ない。詰まる話が、高レベルの装備を作るにはまずキャラを揃える必要があるということだ。キャラを強くするために強いキャラを連れてクエストをクリアするとは本末転倒。うんち以外の何でもない。たぶん考えたやつはうんちか何かだと思う。


まぁ、武器ガチャを作らなかっただけまだマシと言えるかも知れないけど。


建国(箱庭)システムについて

このゲームにおける建国⎯⎯⎯⎯⎯、それはつまり、リルム=テンペストが統治するジュラ・テンペスト連邦国を創ることである。



システム的にはよくある感じの箱庭だが、このゲームの箱庭の凄いところは、



なんと、自分が作って配置した街の中をそのまま3Dで歩き回れるのだ。

これは私がこのゲームをやってみて唯一「すげぇ!」と思ったところである。

自分が作った街をそのまま3Dで歩き回れるというのはなかなか面白いもので、建国にもいっそう熱が入ろうかというものだ。


その他について

コンテンツの数は豊富で、メインストーリー、装備を含む各種素材クエスト、様々な貴重素材を獲得出来る無限鏡魔境、スコアバトル、イベントクエスト等、やれることは意外と多い。また、コンテンツかさましでPvPを作っていないのも好印象。ただ、各種クエストの難易度が高すぎるのはどうにかしてもらいたい。

元が転スラなんだから当たり前っちゃ当たり前だが、ストーリーはかなり面白い。転スラ観たことない人でも楽しめる。ゲームオリジナルストーリーもあり。


気になるのが、イベントをやる時にイベントクエスト特効キャラをガチャに実装するっていう、一昔前のガチャ商法をまだやってる点。そもそもイベントクエストの難易度が高くてイベントコンプが非常に難しく、クリアさせる気がないのも考えもの。


今の時代に周回スキップを作らなかったのはあまりにナンセンス。このゲームでは「並列演算」というバックグラウンドで繰り返し戦闘を行ってくれるシステムがあるが、これをやると終わるまで他のクエストに入れなくなる。こんなもの作るよりならスキップ機能実装した方が良かったんじゃねーのかと思うのは私だけか。



総評

私が転スラまおりゅうに付けるレビューは、


★★★☆☆


星3つ。


ストーリーは面白いけど、ゲームとして気になるところがまだまだ多く、改善の余地大いにあり、といったところでしょうか。ただ、タイアップものとしてはかなり頑張って作られている方だとは思うし、これからの開発に期待したいです。


もし転スラがお好きでしたら、試しにやってみてはどうでしょうか。






以上、今回はこれでおしまいになります。


皆さんのゲームライフが良きものでありますように。


ごまだれポン酢でした。