もうそろそろお別れなのはわかってた。
随分おじいちゃんになっていたし
日が経つにつれて動かなくなっていた。
食べる量も減り、3日前からトイレにも立てず
丸くなったまま漏らしていた。
その度にケージの掃除をしていた。
ひなも一緒にご飯を入れてくれたりお掃除してくれていた。
わかってたけどショックだった。
いつもかじっていたお気に入りのタオルをかけて
ご飯やいつも遊んでいたかじり技を添えて
お別れの準備をした。
そして本当に最後のお別れの時
ひなが急に
だめぇえええええええ
つれていっちゃだめえええええええええ!
ママ!はやく!(追いかけて!)
と叫んで暴れて泣いた。
2歳児がどこまで理解して
どう捉えていたのかはわからないけど
私も涙が止まらなくなった。
翌日、ひなは居なくなったうさぎのケージを
無言で揺らしていた。
その次の日も
その次の日も。
見ていられなくなって
ひなが寝ている間にケージを片付けた。
その翌日、ひなはケージがあったところの前に立って
あれ…?
と少し不思議そうな顔をしていたけど
何も言わないで、少ししたらその場を離れ
何事も無かったかのように遊んでいた。
季節は夏
暑い中ひなを後ろに乗せて、
朝保育所へ行くために自転車を走らせていた。
信号で停まり、
ひな、暑いね!
と振り返ったその時
ひなの目が虚ろになってくるくるまわっているようだった。