クラブ職人の徒然草~2 -421ページ目

ふれ愛温泉 矢田~初夏



久々に来ました。

ハナミズキが咲き始めています。


明日は定休日でホームコースの「みどりの日杯」出走です。

とても良く温まるここのお湯で身体をほぐします。

ネットでウチを見つけて来てくださったお客さまNさんが同じコースのメンバーと分かり、

Nさんと、Nさんに入会を勧められたメンバーのHさんとご一緒させて頂きます。

Hさんとは先週のスクラッチ競技二日目にご一緒させて頂きました。

世間は狭いです。

ゴルフクラブを作る。とは?

表題の哲学的な問いに対する答えは様々な観点から様々にあると思います。

 

「道具」を作る観点からひとつの答えを申し述べます。

これもまた、ひとつの哲学であり理念かもしれません。

僕にとっては信念であり矜持でもあります。

 

 

ゴルフクラブはそれをもって球を打つための道具です。

打つ人がその目的を出来るだけ高い確率で達成するための道具です。

 

クラブヘッドを振って球に当ててヘッドが飛ばずに球が飛べばゴルフクラブ。

ゴルフクラブという道具はそれだけではない筈ですが、「それだけじゃないんでしょう・・・?」に対する答えがメーカー側には「未必の故意」であり、ユーザー側には「希望的楽観的お人好し的勝手に暗黙の了解」になってしまってはいないでしょうか。

 

 

ゴルフクラブ作りは「数字作り」ではありません。

「数字」は「作られるゴール」ではなく「作るための前提」でしかあり得ません。

 

数字をきちんと踏まえていないクラブには信用(または安心)するための大前提がそもそもない、というだけのことで、それ以上ではありません。

 

ゴルフクラブ作りはそこに持ち寄った各パーツの持ち合わせている性能を出来る限り生かし切り、相乗効果によって1+1を2以上にする「性能作り」であり、

 

使い手の感覚・感性が生かされ、結果を生み出すためのスイング動作に安心感を持てる「顔作り」「感覚作り」です。

 

何故ならゴルファーは球を正確に打つために道具を使うに際して、見えているものは目の前の球だけで、数字などのデータはおろか自分自身の身体が今どう動いているか(どう動いていないか)さえ目で見られず、全ては感覚・感性の中でしか動けないからです。

 

 

作るも人間、使うも人間で、作り手にも感覚・感性があり、使い手にも感覚・感性がありますから、一人の作り手が作るクラブが誰にでも受け入れられるわけではありません。

相性というものが必然的に発生します。

 

ただ、少なくとも「作る」に「数字」しか存在せず「人間」を出来る限り介在させないという考え方からは「本当に納得して安心して使える道具」が産み出されるとは僕にはどうしても思えません。

 

 

「俺はお前の作ったクラブがええねん。」

そう言って下さる方が一人でもこの世にいてくださることがクラブ作り屋の幸せです。

オーダーメードゴルフクラブの作り方は色々だということです。か?



某クラブメーカーのスコットランド支社でのカスタムオーダークラブを組み立てる工程の動画です。

YOU TUBEから拝借しました。

先にシャフトを切り、グリップを装着し、

ロフト・ライはダミーシャフトで計測して曲げ調整し

最後にヘッドを接着する。

バランス調整はシャフト先端に然るべき重さの”釘”を入れる。


ウチではやらない方法ですけどね。

カスタムオーダークラブの大量生産ですね。

うらやましいくらい広い!