クラブ職人の徒然草~2 -42ページ目

GOLF PITウェッジ ロフト追加


兵庫県神崎郡市川町は軟鉄鍛造ヘッドの一大産地。

その地の老舗メーカーさんでGOLF PITオリジナルウェッジを削って貰っています。

写真のType-IRは元のType-Iのリーディングエッジ形状を少しラウンドにしたモデル。

S15Cという炭素含有率の低い打球感の柔らかい軟鉄鍛造品です。

Type-I、Type-IRともに目指したのは
「刺さり難いソール」

ソールの幅、バンス角だけでなく、その形状とエッジ下の大胆な研磨をお願いして削って貰いました。

グラインダーに向かう社長の横にいて
「こんなもんでどや?」
「ここ、もうちょいいきましょ」
「ほぉ、そんないってえーの?」
「いーです。いきましょ。」
なんて削っては見て、削っては見てのやり取り数回で最初のサンプルを決定。

特にIRは工房にある古いウェッジを自分で削ってプロトを作り、実打で抜け感などを確認してから依頼したので特に思い入れがあります。

サンプルヘッドを上げて貰って試打して、量産オーダー出しました。

このメーカーさんは小ロットオーダーに応じて頂けるので有り難いです。

今回48度を新たに加えてロフト バリエーションは
48、50、52、56、57、58
になりました。
ストロングロフトのアイアンセットとセッティングしやすくなったと思います。

各メーカー、ヘッド価格が高騰気味ですが、このヘッドは工場さんに直でお願いしていて仕入原価以外のコストはほぼ掛かっていませんので価格もかなりお値打ちです。

ウェッジ、なんかえーのん無いかなぁ、とお探しの皆様、是非一度試打してみて下さい。

本日、臨時休業致します。

本日8/31(土)は台風に加えて急用のためお休みさせて頂きます。


明日9/1(日)は通常営業致します。


ご不便をお掛けするかもしれませんがご容赦下さいませ。

トゥルーテンパー製品の値上げのお知らせ

9月1日付け出荷分からトゥルーテンパー社の廃盤予定品以外が大幅値上げになります。

同社製品としてはダイナミックゴールドシリーズ、プロジェクトXシリーズ、スチールファイバーシリーズ、ハザーダスシリーズがありますが、

ダイナミックゴールドシリーズ以外は製品重量や硬度(振動数に現れる数値)の個体差が酷く、継続品のプロジェクトXを受注発注で扱う以外は当工房取扱品目のリストから外しています。

そのダイナミックゴールドですが、従来からある(発売から44年)ダイナミックゴールドテーパーはアイアン用スチールシャフトの代表格といえるシャフトで、アスリートのみならず、パワーヒッターご用達。
そのしなり感と重量感は他に代替えが見つかりません。

男性プレーヤーには必須のシャフトなんですが、、、、

今回の大幅値上げで50%以上価格がUPします。

ダイナミックゴールドテーパーは全く無地のシャフトで、後から商品名とフレックスの分かるシャフトシールを貼るんですが、最初から「DYNAMIC GOLD」と大きなロゴタイプが転写されたダイナミックゴールドHTというモデルもあります。

この二つ、全く同じ素管を使用しており、ロゴ転写があるか無いかだけで価格が1.5倍以上違います。

で、無地のダイナミックゴールドテーパーは今年いっぱいで生産を終了し、その後はHTに一本化する、その土壌作りの値上げとの見方が有力。

つまり、業界必須シャフトであること、日本市場でも最も売れていることを十分自覚した上での企業のエゴです。
原材料費高騰、と多分理由をつけるんでしょうが、日本シャフトと島田ゴルフ製作所は値上げを発表していません。

トゥルーテンパーとプレシジョンのスチール2大巨頭時代は共に振動数管理を謳いながらも振動数が正確だが重量個体差が大きいプレシジョン、重量誤差が少ないトゥルーテンパーと言われていたんです。

しかし、近年のダイナミックゴールドはちょっとひどい。

カタログ値ではカット前重量がS200:129g、S300:130g、X100:130gなんですが、S200,S300は125g台~133g台まで8gもの個体差があります(当工房実測)。

反り・曲がりのチェック選別は相変わらず大変ですが、その上で重量帯に分別して「PITイシュー」を作らないとまともなアイアンセットが組めない恐れもあります。

現在、私どものシャフトチェックレベル(メーカー出荷検品レベルの10倍厳しい)に賛同し対応してくれる代理店は3社しかないので、それぞれにお願いして値上げ直前に結構な本数を仕入しました。

この在庫がある間は旧価格で対応させて頂きます。
番手欠けなどで追加しなければならない分は新価格にてご容赦ください。

ダイナミックゴールドでアイアンセットをご検討中の方は是非お早めにご相談くださいませ。