それは5日の午後。主人も会社に戻り、久しぶりに息子と2人きりで過ごす月曜日。

11時半から買い物に出かけ、夕食の材料を買い、帰ってきたのが1時20分ころ。

息子が車の中で熟睡してたので1分でも長く寝かせてあげたいと思い、先に買い物した野菜等を冷蔵庫に入れちゃおうと荷物だけ持って、家の鍵を空けた。

するとメインベッドルームの主人のクローゼットが開いてるのを発見・・・。

あれっ?開けたままで出かけたはずないのに。

もしかして主人が何か忘れ物を取りに帰ってきたのかな?とちらっと頭をよぎった瞬間、隣の主人の部屋の戸棚が荒らされてるのが見えた。

泥棒だっ!!!ぎょっえ~!!!!叫び

家の中はしーんとしてたけど、もし泥棒がそのままいたりしたら、とんでもないので、超スピードで電話を取りにいき玄関に戻り、ダイアル000をまわした。
(オーストラリアは救急車・警察は皆000で、オペレーターにどちらを希望するか伝えるようになってます。)

心臓がバクバクしちゃってもう大変。早く電話出てくれ~。

オペレーター「はい EMERGENCY DEPARTMENTです」
ごるふぃー「警察お願いします~!!!泥棒に入られたんですぅぅぅ!!!」

オ「お待ちください」

違うオペレーター「はい警察です。どうしましたか?」

ご「泥棒に入られたみたいなんです」

オ「何か盗まれましたか?」

ご「いや、怖くて家の中に入ってないのでわかりません」

オ「それでは名前をお願いします。」

ご「○○○xxxです」

オ「住所をお願いします」

ご「ブリスベン、〇〇〇のxx番地です」

とその時、裏庭に人がいるのを発見。しかも若い・・・3人くらいいる????何だかあわててるよ、あの人達。(そりゃそうだ、私が帰ってきたんだからね、プッ)

ご「うぎゃ~!!! 泥棒がまだ庭にいます~!!!!」

オ「落ち着いて。すぐ警察官をかけつけさせます!」

ご「早く早くお願いします!!!!」

そしてまず誰か男の人を呼ばなきゃと思った私。通りを挟んだところに50棟ほどのタウンハウスのコンプレックスがあり、そこの管理人さん(イアン)は小結くらいの体格があるおじさん。イアンのところに行こう!!

家の鍵をもち、お財布等入ったかばんをもって、「あっ!!!息子!!!!!!」そうです。彼はまだエンジンがかかった車の中にいるのです。

まずい!!犯人が車に目をつけたりしたら・・・

目の前が真っ白になり、超スピードで車に走りよる。ドアを開けると、何も知らない寝起きの息子が満点の笑顔でいたのです~。

もう涙が出そうになっちゃって、「COME TO MUMMY, HURRY!!」って何で英語(笑)?しかも急いでって息子はベビーシートに乗ってるっちゅうの!急いでシートベルトをはずして息子を抱っこし、猛ダッシュで通りを渡ろうとしたその瞬間。

前を犯人がしらじらしく何もなかったかのように横切った。しかも連れの女の子と手をつないで・・・いい感じじゃん?

って違うよ!!!何やってんだ、この犯人!!!

その場に立ち尽くして犯人をじーっと見ちゃったんだよね。そしたらその犯人。一言。

What are you looking at?! (何見てんだよ?!)

what are you looking at....

what are you looking at ....

what are you looking at.....

何がwhat are you looking atだぁ???ドンッ

人の家に泥棒に入っておいて何じゃぁ、その態度はぁ!!!!!

でもどうやら、私が裏庭にいた彼らを目撃したことに気づいてないらしい。

そして彼らはそのままイソイソと通りを歩いていった。

早くイアン呼ばなきゃ~!とドアをノックしたら、彼の奥さんが出てきた。彼今いないのよぉ、っていつも居るのに肝心な時にいないなんて。

そしたらタウンハウスに住んでる男の人(結構これがかっちょいい人でしたラブラブ)が「家の中まだ見てないの?じゃあ一緒に行ってあげるから何か盗まれてるのがないかチェックしよう」とな。

で、改めて家の中に・・・

どこから入ったんだろう、これがとっても疑問でした。

というのも家、結構しっかりセキュリティがかかってて、窓には全部セキュリティの網戸があるんです。

そしたらここから入ってた。びっくらこいた。

オーストラリアで子育て・キラリ Day

ここね、測ったら42x20cmの窓なのよ。裏のベランダに続くね。こんな小さなとこから入るなんて。

そして家の中はこんな状態。

引き出し                    私のタンス
オーストラリアで子育て・キラリ Day オーストラリアで子育て・キラリ Day

WIR
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そして、コンピューターが私のバックに詰め込まれて、もっていこうとしてた気配が・・・。

オーストラリアで子育て・キラリ Day

でも調べた結果、何もとられてない!良かった。
急いでいたので、細かいところは全然見てない感じで、かくしてあったお金・母から結婚祝いにもらったパールは見つからなかった!

しかもパスポートや、ブランドのバック・日本で買ったジュエリーもみた形跡はあるのに取られてませんでした。良かったぁ。

すると警察が登場。5分もかからず来てくれた。のんびりのオージーにしちゃ早いじゃないかい。

そして詳しく取調べをうけ、家の中も調べました。

どうやら裏のドアをこじ開けようと6回ほどドライバーのようなもので試みた跡があって、
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ドアの上下にある鍵はこんな感じで壊れかけてた。
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でもそこから入れなかったからガラスを割って入ったみたい。でもこのドア開けてもセキュリティーのドアは開かないよ。。。どうしてここから入ろうと思ったんだか・・・・この泥棒。

しかもおき忘れです。

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なんてまぬけ。ぷっ。喉渇いてたのね。

明日事情聴衆と指紋取りに警察がくることを伝えられ、30分くらいで警察は帰っていきました。

そして主人に電話して会社早めに帰ってきてもらいました。よくよく調べたら主人の結婚指輪が盗まれてました。しょぼん

主人は相当ショックだったようだけど、それだけでほかは無事だったんだから。。。最悪な状況は避けられたんだし。

で、一見落着・・・と思いきや。

午後7時。

ドアをノックする音が・・・

「警察です」

え?

するとどうやら隣の家も同時に泥棒に入られてたらしい。グループで犯行に取り掛かったみたい。

何だか犯人と対面しただけに、あの時逃がさなきゃ良かった、と本当に悔しくなってきて、ムラムラと怒りが・・・・。

警察官曰く、家に泥棒が入ったのは本当にびっくりしたらしく、こんなセキュリティがかかった家に泥棒が入った例はないとのこと。でも、一つだけ落ち度があるとすれば、警報アラームがなかったこと。オーストラリアでは警報アラームがあると家の外に「alarm」っていうシールが貼ってあるので、泥棒は通常、それがあって、セキュリティーのドアがあったら狙わないらしい。でもね、イアンの家、実は26日のboxing dayに泥棒に入られてビデオカメラとコンピューターを盗まれてたんだ。しかもイアンの家はアラームがあるのに、警察官が現れる5分の間に盗まれてたらしい。

それを聞いてたからうちも家についてる鍵を全部かけて外出してたのに・・・。同じ泥棒に入られちゃうなんて。

しかもそんな小さなところからでも入ってきちゃう泥棒じゃあ、どこまで家のセキュリティーを強化したらいいか分からなくなっちゃった。アラームがあっても5分で犯行に及んだり、42x20cmのガラス窓から入ってきちゃうんだよぉ。

ドラッグとかお酒を買うために、大きなものというより、指輪とかコンピューター・iポット等の小さくてすぐお金になるものを狙ってるんだって。

それにしても私が住んでるこのあたり(というかこの通り!)危ないなぁ。2週間で3件やられちゃうなんて。

皆さんも「ちょっとそこまでだから」と気を抜かず、ちゃんと戸締りしてってください~。

それにしても年明け早々、泥棒に入られちゃうなんて・・・やっぱり厄年だから?と思っちゃう私。日本に帰ったら川崎大師そっこう行かなきゃな。