最近、いろんなところで「正しいスイング」とされているものをよく目にします。

でも正しいスイングってなんですか？って言われると答えに窮することがあるのではないでしょうか

どうしてもこの「正しいスイング」とされているものが、「正しくないスイング」と決めつけてしまっているような気がします。

今回はその中から正しくないスイングと思われがちなトップクロスについてです。

トップクロスで悩まれている方っていうのは、結構多いです。

特に女性が多いですかね。

女性のほとんどの人が最初はトップでクロスします。

男性だと２～３割くらいの人がクロスする感じだと思います

クロス＝間違い

っていう認識の人が多いように思いますが、決してそういうわけではありません。

私はクロスしている人をみて、治さないでいい場合には、そのままクロスしていていいという判断をします。

ただしいクロスっていうと言葉が変なのですが、問題がないクロスとでもいいましょうか、そのままでいいものもあるんです。

それを無理やり治そうとすると、間違えていない部分を治すことになるので、余計に時間がかかります。

ただし、問題がないクロスになっている人は２０人いたら一人くらいなんですけどね

残りの１９人はどうするか？ってことになるのですが、ここは選択肢があります。

そもそもクロスをしている状態を治す。

もう１つはクロスをしたままで、正しいトップクロスでスイングを作る。

個人差があるので、これはどちらが正解というわけではありません。

ですが、どうしてもクロス＝悪っていう意識があるので、みなさんクロスを治そうと悩みますよね

じゃあ、どういうクロスがよくて、どういうクロスが悪いのか？って話になりますよね。

私が一番みている点は１つ。

トップクロスからの切り返しの瞬間です。

（ちょっと画像いろいろさがしてきます・・・・）

(*>∀<*)ﾉただぃま★

まず、トップクロスで有名なプロを探そうとしてきたので、私の好きな選手を選んできました！

完全にクロスしてますよね

これだけ真上をフェイスが向いているので、強烈にフックの状態になっているというのが分かります。

ここからクラブヘッドだけに注目します。

そうすると、切り返した直後こうなります。

もう、こうなると、極端な話、クロスの反対のレイドオフの選手と変わらないですよね？

このポジションに持ってこれるかだけです。

まず、穴井選手の優れているのはクロスをしているのですが、肩のラインと左腕がほとんど一直線ですよね？

間違えたクロスをしている人は、だいたい左腕のラインが肩のラインを大きく上回ってしまいます。まずここが１点。

そして、ヘッドの動きですね。

間違えたクロスの人はオレンジ色の☓の方向に動きます。

ほとんどこっちです。

正しい動きは青色の〇の方向です。

単純な話なんですが、グリップをクロスした状態から真下にひいたら、その勢いでクラブヘッドがリリースされて☓の方向に動きます。

ためもへったくれも全部なくなって終わりです。

逆に〇の方向っていうのは、シャロー方向なんですよね。

横ですね。

ですので、低い位置でためがめちゃめちゃできるわけです。

だから穴井選手はビックヒッターになっているんですよね

右わきをしめろなんてありえないです。

シャフトがしなってヘッドが遅れてきたら、勝手にしまります。

意図的に締めるはないです。

むしろ必死で伸ばしに行きたいのに、物凄い力で締められる感じです。

この圧力と戦わないといけないほどです。

自分が締めないとけないなんていうのは確実に間違えているからです。

離したいのに締められてくるっていう表現が一番正しいです。

以前にあった、筒の中からシャフトを抜くのと一緒ですね。

☓の方向だと筒が突き破られています。

トップクロスで悩まれている方はこのあたりを考えてみてはいかがでしょうか

トップクロス？ これなら問題なし

トップクロス？　これなら問題なし