名誉をかけた欧米決戦、ライダーカップ(現地時間10月1~3日、ウェールズ、セルティック・マナー・リゾート)の米国チーム主将、コリー・ペイビン(米)が、勝負の鍵を握るタイガー・ウッズ(米)と近日中に直接会って話すと明言した。

 ペイビンは、先週行われた全英シニアオープン(スコットランド、カーヌスティGL)最終日に、ベルンハルト・ランガー(独)を猛追したものの1打及ばず2位に終わった。それでも満足のいく結果であったようで試合後のインタビューにはご機嫌な様子で答えていた。しかし、2年に1度の大事な一戦について話が及ぶと一転して、厳しい表情になった。

 同大会の戦士となれるのは各チーム12人。米国の場合は、過去2年間の成績によるポイントで自動的にメンバー入りできるのが8人で、残りは主将推薦となっている。だが、米国チームにとって絶対的エースであるはずのタイガーが、現在は7位と低迷。昨年のスキャンダルによる長期の戦線離脱が響き、復帰後の成績がふるわないのは仕方のないところだが、もしタイガーが8人の自動出場枠から転落してしまうと、主将推薦で選ぶ必要があり計算が狂ってしまう。

 選手決定の締め切りは、今季最後のメジャー、全米プロゴルフ選手権(8月12~15日、ウィスコンシン州ウィストリング・ストレイツ)終了後。タイガーの今後の成績とともに、話し合いの行方も気になるところだ。(STATS-AP)



※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または配信元に帰属します
http://ord.yahoo.co.jp/o/news/SIG=12gkp9cau/EXP=1280358203;_ylt=A3JuMFS7ZU9MOAwAnKoPk.d7/*-http%3A//headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100727-00000412-ism-golf



ゴルフ7日間シングルプログラム


 ウイニングパットとなるはずだった1メートル強のパットがわずかに外れ、“カッコ良い”フィナーレは飾れなかった。しかしカール・ペターソン(スウェーデン)にとってそれは値千金の勝利だった。

 米男子ツアーのRBCカナディアン・オープン(カナダ、セントジョージズG&CC)は現地時間25日に最終ラウンドを行い、前日トーナメントレコードの10アンダー60と爆発したペターソンが3アンダー67をマークし、通算14アンダーで逆転優勝を飾った。この日4打差の首位からスタートした40歳のディーン・ウィルソン(米)はスコアを2つ落とし、通算13アンダーで単独2位に終わっている。

 出だしは最悪だった。4番でボギーが先行したペターソンは、7番でもボギーを叩き優勝が遠のいたかに思われた。ところが8番パー3でバーディを奪って持ち直すと、そこから怒濤のバーディラッシュが始まる。9番で連続バーディのあと11番もバーディ。さらに13番から3連続バーディとした際には、ウィルソンに2打差をつけトーナメントをリードしていた。最後はウィルソンのバーディならず。勝利を確信して放ったパーパットがカップを外れたのはご愛嬌。1ストロークの僅差ながら、2年ぶりの勝利は揺るがなかった。

 思えば予選ラウンドをカットラインぎりぎりで通過したペターソン。「コンピューター(のリーダーボード)とにらめっこしながら、予選を通れるかどうかヒヤヒヤしていた。で、決勝ラウンドに進めることがわかってホッとして思わず同僚と乾杯した」のだとか。それが3日目に50台か? と思わせるトーナメントレコードをマークし優勝戦線に浮上。「こんな結末になるとは全く予想していなかった」と相好を崩した。

 その他、通算12アンダー単独3位にルーク・ドナルド(英)が入り、通算10アンダー4位タイにマット・クーチャー(米)、チャーリー・ウィー(韓)、チャーリー・ホフマン(米)、ティム・クラーク(南ア)ら。なお今田竜二は予選で姿を消している。(STATS-AP)




※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または配信元に帰属します
http://ord.yahoo.co.jp/o/news/SIG=12g7dbs1u/EXP=1280271640;_ylt=A3JuMHyXE05Me3cA3N0Pk.d7/*-http%3A//headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100726-00000414-ism-golf



ゴルフ7日間シングルプログラム


 米チャンピオンズツアーの賞金王ベルンハルト・ランガー(独)がシニア転向して以来初のメジャー制覇に王手をかけた。

 同ツアーの今季メジャー第2戦、全英シニアオープン(スコットランド、カーヌスティGL)は現地時間24日に第3ラウンドの競技を行い、首位タイからスタートしたマスターズ2勝のランガーが安定したゴルフで2アンダー69をマーク。通算6アンダーまでスコアを伸ばし、2位のコリー・ペイビン(米)に3打差をつけトーナメントをリードした。通算2アンダー3位タイにフレッド・ファンク(米)、ジェイドン・ブレイク(米)、ジェイ・ハース(米)、ラリー・マイズ(米)、イアン・ウーズナム(ウェールズ)らが実力者が続いている。

 最終18番でバンカーにつかまりパーセーブを逃したものの、この日ランガーがボギーを叩いたのはそのホールだけ。「全体として良いゴルフを続けられている。安定感もあるし、トラブルを避けながらプレーできた」と納得の表情を見せながら、「でも2つだけミスを犯している」と反省も忘れていない。

「1つ目(のミス)が14番の3パット。ショットが良かっただけにあそこはきっちりパットを決めておかなければならなかった。そして2つ目が18番のティーショット。クラブ選択のミスだった」と解説した上で、「このコースはとてもタフだから、こうしてリードできていることが嬉しい。明日も良いプレーをしてトロフィーを掲げたい」とシニアでのメジャー初Vに意欲を見せた。

 また、日本勢では渡辺司が1オーバー72にスコアをまとめ、通算7オーバーで前日の46位タイから37位タイへ順位を上げた。一方、加瀬秀樹はバーディを1つしか奪えず3オーバー74を叩き、通算8オーバー41位タイに後退。他に奥田靖己、芹澤信雄、高見和弘、友利勝良の各選手が出場していたが、すでに予選で姿を消している。なお、青木功は第1ラウンド終了後、スコアの過少申告により失格となっている。



※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または配信元に帰属します
http://ord.yahoo.co.jp/o/news/SIG=12gs6mmfh/EXP=1280122198;_ylt=A3JuNGvWy0tMe9EAtNMPk.d7/*-http%3A//headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100725-00000413-ism-golf