爽やかな秋晴れの下、忍者市へ降り立った。




たくさんの忍たまとすれ違いながら、目的地である上野城へと向かう。かわええ…


もう少し。あとも〜う少しだけ若かったなら私も躊躇なく忍者になっていたのに。

つまらない羞恥心を捨てきれない大人になってしまった自分を悔やんでいると、忍たまの後ろからベビーカーを押したくノ一が登場した。


「走ったらこけるよー!」と忍たまに注意する桜色の忍び装束を着たくノ一。

忍者市ならではの光景を直視して良いものかどうか思案したが、周囲の視線を気にする様子はくノ一には見られない。


ああ、忍者になるにはあれぐらい揺るぎない真っ直ぐな気持ちがいるんだなと思うと、私は町人のままでいいかという気がしてきた。



チキンな町人は慣れない石段に息を切らしながら天守閣へと足を進める。





藤堂高虎の築いた石垣の高さはなんと約30mもあり、上からお堀を覗き込むと足がすくんでしまう。

写真撮るで〜なんて言われても、そりゃあ怖くて石垣から両手を離せない。

ピースどころではないのだ🐻



押すなよ押すなよは絶対にしちゃいけない高さなのに、柵らしきものは見当たらない。



これから行かれる方がいらしたらお伝えしたい…


いいか⁉︎

絶対に押すなよ⁉︎





忍者市、もとい伊賀市は町のあちらこちらに忍者愛を感じる愉快なところだった。

からくり屋敷もあるし、手裏剣だって投げられる。

食べ損ねたけれど伊賀牛の牛カツがおすすめだ。


ゴルフ帰りにでも良い。立派な忍者、くノ一を目指して是非訪れていただきたい。

そして私に牛カツの美味しさを教えていただけないだろうか。




最後に、忍者市駅前のメーテルと鉄郎(だよね?)にもご挨拶を忘れずにね。ばいちゃ!