ゴルフで鬱になる？
笑い話ではない。
結構多い。
大人になると
自分が自信を失うようなことからは
極力避けるようになる。
赤っ恥を嫌い
ダメダメな自分をさらけ出す事を極端に嫌う。
大人になるって
そういう一面もある。
二枚目気取りの人であればあるほど
他人の評価を気にする人であればあるほど
その度合いは大きい。
自分を大きく見せたがるくせがある人は
格好悪い下手な自分をどうしても許せない。
度を過ぎると
スコアをごまかすようにまでなってしまう。
プライドを優先すると
プライドよりずっと大切なものを失ってしまう。
苦しみが力になり
努力のモチベーションに変えられる人はいい。
上達の力となるだろう。
その格好悪さも。
でも
世の中はそういう人達ばかりじゃない。
だめな自分を受け入れられない
いつまでも上手くなれない自分に
苛立ちをぶつける
そんなゴルファーも大勢居ることを私は知っている。
見てきた。
散々。
そんな日々が１年も２年も続けば
鬱になっても不思議ではない。
それだけじゃない。
他人の振る舞いが許せない人も多い。
同伴者が遅刻するだけでカリカリカリカリ。
バンカーを直さなかったぐらいでカリカリカリカリ。
スロープレーでイライライライラ。
毎回毎回
他人の振る舞いや言動に
いちいち怒りや理不尽さを覚えてしまい
振り回される人も多い。
生真面目なのか？
堅物なのか？
いちいち他人を許せない人達。
大人になればなるほど
マナーという言葉を盾に
「無駄な正義感」を振りかざす愚かな大人が増えるのも現実。
マナーなんて他人に押し付けるものじゃないのに。
そもそも基準が違うのだから。
教えるべき立場ならちゃんと厳しく教えればいい。
それだけのこと。
他人は他人。
人は人。
自分が大事にしたいことを
自分が守ること。
それがマナーだ。
日常からいつも
何かに不満を持って
どこかにそんな怒りや不満を
ぶちまけている人達は可哀想だけど
精神衛生上は
まだマシだ。
ガス抜きをしている分
なんとか世間体を守れる程度にメンタルを平静に保てているだろう。
そんな不満や不安を
いつも自分に向けてしまうようなタイプは
下手な自分
ダメな自分
努力をしても一向に上手くなれない自分を
許せない。
楽しいはずのゴルフで
楽しいはずの趣味で
仕事並みに
仕事以上に苦しんでいる。
たかが趣味なのに。
ゴルフを途中で辞めちゃう人は多い。
怪我や病気
経済的理由より
「上手くなれなくてつまらない」という理由が一番多い。
ひとりで苦しまないで欲しい。
周りのゴルフ仲間でもいい。
こんな拙いブログを書いているおじさんでもいい（笑
少し外に吐き出そう。
ゴルフはひとりでは上手くなれない。
どんな繋がりでもいいから
ゴルフを語り合える仲間を増やして欲しい。
ゴルフというスポーツは
どうしても上達に時間がかかる。
だからこそ
もっともっとプロセスを楽しめるようになって欲しい。
ひとりで抱えず
素直になって
苦しみや悩みを吐き出せるような
そういう自分も少し楽しめるくらい
肩の力を抜いて
ゴルフと向き合って欲しい。
ゴルフでの悩みを
仕事や家族と同列にせず
上達をもっと楽しんで欲しい。
まだまだ未熟で
まだまだ知らないことも沢山あるけれど。
道具を売るだけでは
道具を改造するだけでは解決できないことが
”殆ど”なのだと気付いたあの日から
何かできるはずだと
何かしたいと思ったあの日があるから
今がある。
手を差し延べてもらえたから
助けてくれる人が居たから
今がある。
ゴルファー鬱になると苦しい。
人に当たり
道具に当たり
コースや天候に当たり
その理不尽さを
大人はちゃんと心のどこかで認識しているから
そういう自分が嫌いになり
どんどん自分を傷つけてしまう。
ひとりで抱えようとせず
ひとりで苦しまず
上手くなれないことも楽しめる趣味として
ゴルフと向き合ってもらえるよう
少しでも力になりたい。
そういうブログで在りたい。
その辛さに耐えられないなら
一度クラブを置いてしまったっていい。
そんな人達にこそ読まれるブログになりたい。
少し離れても
いつかどこかで
何かがきっかけで復活する人も多い。
たくさん見てきた。
そんな復活組を。
ゴルファーは皆
同じ悩みを抱えている。
あなたが抱えているものは
必ずと言っていいほど誰かも抱えている。
人間関係と同じで。
仕事や家族と同じで。
恋人同士や夫婦関係と同じで。
共有しよう。
悩みや苦しみを。
解決できるものはきっとあるはずだから
そっと手を差し延べるように
共有したい。
私もそうしてもらったから。
こんなブログでもきっとできることはある。
そう信じて。
人はひとりでは生きていけないように
ゴルフもひとりでは
上手くはなれないから。