しつこいくらい

何度も何度も




岡本綾子プロが解説で伝えている。





ロフトがあるクラブでのアプローチは


難しいと。





アマチュアのチンケな持論より

ずっと根拠のあるアドバイスだ。







真摯に受け止め

ちゃんと自分のゴルフに役立てたい。









理由はふたつ。




キャリーを必要とすること。



そして

スピンコントロール。







特に


スピンコントロールは

プロでも制御しきれないことが多々ある。









私が最も嫌うミスは




綺麗に入ったのに

きっちり打てたのに



イメージよりスピンが効いてショートすること。








ナイスショットが

ボギーやダボの原因となることを一番嫌う。








トップやチャックリのような

大きなダメージのあるミスではないが







その1m2mの

ちょっとしたショートが




5ホールあれば5打違ってくる。






何を使うかに固執することは

何も悪いことではない。




しかし


それで結果が残せていないなら

その固執が原因であるという自覚は不可欠。






結果を残せない

スコアにならない我流や持論に



固執する理由も意味もない。







スピンコントロールは




グリーンの芝目を読む技量や

上り下りの速さを完璧に把握する能力を得て



初めてイメージできるもの。





単に打ち方や慣れや

得手不得手の問題ではない。



年間に50ラウンド100ラウンドできる

恵まれた環境の人にしか得られない部分。







ひとつのクラブで

色んな打ち方ができるようになることは



とても大切。






非常に難易度が高い技術だけど




70台のゴルフをするなら



SWを開けるようになることや

左右に曲げられるインテンショナルショットが必要なのと同じで

高低を打ち分けられなければならないのと同じで



いずれは必要となる。







しかし


90台から80台のゴルフをするには

80台後半から80台前半の技量に上げるには








まずは

まずは道具でスピンコントロールを。





それが順序。








上手くきっちり打てたら

ちゃんとピンに寄せたい。



狙い所に落とせたら

自然とボールがピンに寄って欲しい。






SWでアプローチして

ショートしてしまうということは



狙い所が違うということ。




自分の感覚と

スピン量が合わないということ。







もっと遠くにキャリーさせなければ寄らないということ。








狙い所は

落とし所は



遠くなればなるほど難易度は上がる。







30y以上になると楽に打てる。

スピンコントロールもそんなに難しくはない。






問題なのは




3yキャリー

5yキャリー

10yキャリーといった




「すぐそこ」の距離。






ピンまで15yなら

キャリー2yラン13yで打ちたい。



ピンまで20yなら

キャリー5yラン15yで打ちたい。





それが可能な状況なら



できるだけキャリーを抑え

できるだけスピンコントロールしやすいクラブで




足を使って簡単に寄せたい。







それは次のパットの転がるイメージや

ロングパットの距離感を養う上でも非常に有益だし



ちゃんと打てた時はちゃんと寄るという

当たり前の結果であって欲しいから。






ミニゲームの基本となる

ロングパットの距離感は



ランニングアプローチによってスキルを重ねることができる。






どうしてもスピンがかかりやすい

SW一辺倒では



到底ロングパットのイメージは出せない。







グリーン周りから転がす理由は



単にミスが少ないという

目先のことだけじゃなく



ちゃんといくつもの根拠がある。







指導する側としては


それが最も大切なこと。







技量を上げるには

手順を踏むことがとても大切。



その手順を間違えている人達が

上達に苦労していることをよく知っている。








スピンコントロールは

アプローチの上達にとてもとても大切な課題。






素直に



世界の岡本プロが

しつこいくらいに指摘する部分を受け入れ




それを指導にも活かして生きたい。




その素直さは


上達のスピードに大きく影響することを

間近で見てきたから。









寄せワンは



どのレベルのゴルファーにとっても

最大の課題と言っても過言じゃない。




特に今回のパインハーストを見ているとつくづく思う。








転がしの距離感は

ロングパットの距離感。






パーオン率が上がると

必然的にファーストパットの距離は伸びる。








上達の過程で伸び悩む壁と言える。










しかし

そのレベルに達していない



パーオン率20%30%のレベルでは

その課題すら見えてこないし理解もできない。







ロングパットであっさり3パットしているうちは

とてもアベレージを脱出することはできないこと




まだまだ実感できていない。









パーオン率50%の人と

パーオン率20%程度の人の




パット数を比較することなど

そもそもできない。







28パットだったと浮かれても

スコアが90とか95じゃ意味がない。




その人は



パーオン率が高くなれば

自動的にパット数も32となり37となり






結局スコアは変わらない。










ゴルフとはそういうスポーツだ。










だからプロの世界では



総パット数ではなく

パーオン時のみの平均パット数という



限定した枠内で

パッティングの技量を比較するようにしている。







自分のパットの技量を計りたければ




パット数ではなく

パーオン時のみの平均パット数を出すといい。







それが今の実力だと思うようにしたい。








平均

2を切ったらたいしたもんだ。



3パットが少なく

バーディパットがそれ以上に入っている証拠。





その頃には確実にシングルプレーヤーだろう。







バーディが取れない人は

平均2を切ることは絶対にないから。




バーディがとれない腕では

とてもシングルにはなれないから。










ロングパットは難しい。




下手に乗るくらいなら

9鉄で転がした方が寄せられる場合が多々ある(笑





私の場合はw










パーオン率を上げても

スコアはすぐには変わらない。




次の課題が必ず迫ってくる。







8鉄や9鉄での

ランニングアプローチは




”その先の課題”のための

大事な距離感のトレーニングであり






”究極のスピンコントロール”だと
































私はずっと信じている。