前回のラウンドレッスンでのやりとり。










生徒A

「このホール狭いなぁ・・・3wの方がいいかなぁ・・・」




生徒B

「どうせミスするならドライバーでミスする方が諦めつくぞ」











私は



今回はあえて静観(笑













結局3wで




右へOB(笑












飛距離の出ない女性に

こういう選択肢を迫られることは殆どないが




男性は

なまじっか腕力があるばっかりに




恐怖心から逃げられる選択肢がある。









ティーショットで



フェアウェイウッドやUT

アイアンを多用する人は




アマチュアの場合



マネジメントというよりは

逃げであることが圧倒的に多い。








「狭いから」


「OB打ちたくないから」




もちろんそれは

マネジメントの元となるメンタリティーだ。






でも


プロと圧倒的に違う部分がそこにはあって。






じゃあ


ドライバーより3wの方が精度いいの?

UTやアイアンを選ぶことで攻略できるの?






狭いから


自信がある3wで確実にフェアウェイを捕らえ

それでもセカンドはグリーンを十分狙える



というなら3wを持つこともマネジメント。







怖いから狭いからという理由だけで3wを選び

フェアウェイに打てる技量があるならいいが




その精度がドライバーと変わらないんじゃ









Bさんの言うとおりだ。







中日クラウンズ。



和合はとても戦略的なコースで

プロによってマネジメントが大きく違うから



見ていてとても面白い。







彼らがドライバーではなく

他のクラブで打つ時には明確な理由があるだけじゃなく



ドライバーより下のクラブの方が

「圧倒的に精度が高い」という根拠があってのクラブジャッジ。








「フェアウェイウッドなら精度が上がる」




その根拠なく

狭い怖いだけでドライバーから逃げていては




ゴルフは上手くなれない。









Bさんは


私の教えをちゃんと守ろうとしてくれている。






勇気だけじゃスコアは作れない。



でも

逃げていてはそれ以前の問題だ。








「同じミスならドライバーでミスしたい」




そんなBさんの言葉は

Aさんに届いただろうか?






少なくとも

アベレージゴルファーの腕で



ドライバーより3wでティーショットするほうが

格段に精度が上がる人は100人にひとり居るか居ないかのレベル。





UTや

5番アイアンぐらいまで落とせば



それなりに確率は上がるだろうけど

大きく飛距離を落とすというリスクもついてくる。







どっちがいいか



ではなく



どんなゴルファーになりたいか





ということを

コースが問いかけてくる場面だと思う。









狭いホールこそ


思い切ってドライバーを振り切ること。





それは

「いいスコアを出すための手段」ではなく



ゴルファーとしての心を鍛え

プレッシャーに負けないプレーをするための鍛錬だと思う。








こんな指導をする人は少ないが

私は私のゴルフしか教えられない。




自分がやりもしないことを

もっともらしく教える人は多いが




自分がやりもしないことは絶対に伝わらない。




技術であれ

メンタルであれ。








無謀と


勇気は違う。






その線引きは

普通の大人なら誰でも基準があるだろう。




自分でその基準を持てばいいと思う。












逃げて失敗するのだけは絶対に嫌だ。






それが嫌だから


一生懸命練習する。







失敗を恐れずコースでチャレンジする。









スコアを守ろうとすると


ゴルフはとても難しくなる。











OKライン?を下げて30位を目指すプロと





勝ちに行くアマチュア達。











結果はその都度違ったとしても




勝ち負けの結果に関係なく









ツアーを観戦する側としては


当然後者を応援したい。










自分にプレッシャーをかけないことは大切だけど

勝つことをやめたプロを応援する気にはとてもなれない。




そういうメンタルは必ずプレーに出ると思うし

ボールにも気持ちが伝わると私は思う。








どっちがいいとか


どっちがダメとかではなく










自分は


どういうゴルファーでありたいか






マネジメントとはそういうものだと思う。










同じミスなら

チャレンジしたミスがいい。




後悔もないし

後に引きずらない。








戦略なのか逃げなのかは


自分で決めることだ。







でも



打つ前に

泣き言言いながらフェアウェイウッドを握るような








そういうゴルファーにだけはなって欲しくない。


















































改めてそう思った。