ゴルフはスポーツ。





何度も言うが


ゴルフはスポーツだ。









特にゴルフは



激しい運動が伴わないため


そういう意識を持ちにくい。







肘や腰を痛めてしまう人達の殆どは


そういう意識が薄い。








注意していても


鍛えていても怪我をする。






当然だ。



スポーツなんだから。











炎天下で


熱中症に配慮しないと危険なときだけは



水分や塩分


糖分の摂取に気を使っても







こんな気持ちの良い季節は


何もしようとしない。






ラウンドレッスンで同伴していると


プレー中の栄養補給に配慮している人は殆どいない。




せっかくドリンクを持ってきても


プレーやスコアに夢中で飲むことも忘れている。






ゴルフは激しいスポーツではない。





野球やテニス


バドミントンのような体力の消耗はない分




考えなければならない時間が非常に多いから


脳がとても疲れるスポーツだ。









ボールを打つ時間は1打につき2秒程度。




たとえ100叩いても


運動時間はたったの200秒。




1日プレーしても


運動時間はわずか3分20秒しかない。





そのうちの半分はおおよそ運動とはよべない


アプローチやパットだ。






実質


2分も運動していない。







1日1R


4時間として




3時間58分は


「考える時間」に費やす実に特殊なスポーツ。







脳がどれだけ疲れるか



自覚はあるか?








何にも考えずプレーするゴルファーなどひとりもいない。




いや


上手くなればなるほど






考える時間をとても大切にする。






マネジメントもできない


考えることもしないゴルファーには




結果が伴うことはないこと


上手くなればなるほど実感するからだ。








アベレージゴルファーは


プレー中にいつも




スイングをチェックし


スコアのことを考える。






シングルプレーヤーは




ライや風をチェックし


戦略を考えている。








脳は実に素直で




必要なこと


大事なことを考えるときは




とても疲れる。






集中しているときはなかなか感じられないが


集中力が高ければ高いほど脳がフルに働き




当然その分だけ疲れる。







難しいコースになればなるほど


難しい天候になればなるほど




脳の運動量は増大する。












炭水化物を抜くという


無謀なダイエットをすると





脳や体に大きなダメージを与えることは


もう知らない人はいないだろう。





痩せることと引き換えに



肝機能低下や心筋梗塞リスク


認知症発症のリスクが高まるなんていう話も。






良識がある人は


これくらいのことは普通に知っているだろう。









脳に糖分は不可欠。






私たちの何倍も上手いツアープロでさえ





プレー中におにぎりやサンドイッチ


バナナやチョコレートを摂取する。






疲労すればするほど脳は糖分を必要とする。




考える力


集中力を支えるのは糖分だ。






そういう大事なことを疎かにして


集中力云々を語る資格はない。









スコアに必死になって



大事なことを疎かにしている人達。









マネジメントとは




平たく言えば「もっと考えろ」ということ。


わかりやすく言えば「もっと頭を使え」ということ。












アップヒルのつま先上がりで


残り90y。






ギリギリのクラブでフルショットしたらどうなる?






初心者やアベレージゴルファーは


即答できるかな?(笑











そう



今一生懸命考えたでしょ?







ゴルフは


その時間が3時間58分もあるんだよ。









こういうホールは




左サイドが崖のOBだったりアゴの高いバンカーだったり


深いラフにしたり高い砲台だったりする。






残り90y。




飛ぶ人はウェッジ


飛ばない女子でもショートアイアンだろう。






引っ掛けやすいクラブをわざと握らせる距離にして


わざわざ引っ掛けやすい状況にして





引っ掛けたら痛い目に遭わせる。







これが設計者の罠だ。









1番手2番手上げて


左に行きにくいクラブでコントロールするか



「引っ掛けやすい状況」に対応できるスイングをするか





どっちかの能力がないとバーディやパーは取れない。








そこで考える時間を使わないと


何も考えないで練習場と同じように打つと




結果はちゃんと設計者の意図通りになる。









アプローチやパットは



フルショットの何倍も頭を使わなければならない。







距離感と


ラインを読むという




「フルショットにはない」段階があるからだ。








殆ど一日中



考えなければ結果は伴わないスポーツ。










集中力を高めたいなら



プレー前やプレー中に


脳にちゃんと栄養を補給しよう。








ゴルフは



脳のスポーツ。







フィジカルはもちろん



脳の栄養もちゃんと考えてあげて欲しい。








上達すれば


考える時間はどんどん短縮される。




一瞬でライや風を読み


レイアウトを見ただけで狙うべきゾーンを瞬時に選別できるようになる。







上手くなるって



私はそういうことだと思っている。







スイングの質の向上は必要だけど


それには膨大な時間を要する。




道具を変えたぐらいじゃ


シャフトを入れ替えたぐらいじゃスコアは何も変わらないが




状況判断を短時間にできるようになればなるほど


プレーにリズムも生まれ集中できる時間も増え






脳の疲労はどんどん減る。









慣れないうちはへとへとになると思う。



考えるゴルフは。








集中力とは何かを少しずつ実戦で学んで



上達していくものだと私は思う。








”ゴルフはコースでしか上達できない”という最大の理由だ。









甘いドリンクでもいい。


チョコ2,3粒でもいい。




プレー中に少しずつ補給しよう。






朝食にはお米やパンなどの炭水化物を摂ろう。








脳にちゃんと栄養を与えてあげよう。




結果に翻弄され


スコアのことしか考えないような




幼稚なゴルフをしたくないと思うなら。










集中力が続かない人


後半にバテてしまう人には




それなりの理由がちゃんとある。







体力づくりには時間がかかる。



日々の努力あるのみ。








ウォーキングやジョギング


スクワットなどで




下半身を強化するには何年もかかる。







でも



脳の栄養補給は今日からでもできる。






糖分を飲むだけ


食べるだけで脳は元気になれる。







冬でも夏でもそれは関係ない。




コースに出たらちゃんと頭を使い


考えるゴルフをしよう。







スイングの質をどれだけ上げても





間抜けなマネジメント力では


続かない集中力では





結果は今のまま。











当然だ。





ゴルフは


考える時間が殆どのスポーツなんだから。









上達って何か















































ちゃんと考えよう。