まだ




真っ直ぐ立てない。











まだ




自分は真っ直ぐ立てると過信している。













そのズレひとつが


大きなミスに繋がるという自覚がない。















下手くそな私は



自分が下手だということをよーく知っているから








スイングの再現性も


ショットの精度もまだまだ低いから









せめてアライメントぐらいは


人の何倍も注意しなければならない。










ドライバーから



ショートパットに至るまで








構える方向と



打ち出す方向の目安となる目印は








絶対に欠かさない。













特にティーショットにおいては


最重要事項だ。






ゴルフ ~修羅の道~






縦長に細い3段グリーンで





ピンは





一番上の段の


目いっぱい左(笑










米ツアー並みの厳しさに





笑える(笑












左は断崖絶壁の崖で即OB。



そして”OB止め”のガードバンカーがふたつ。












もちろん狙いはグリーンセンター





いや


右の傾斜でもいい。










そう思わせるロケーション。











このホールは





その左の崖のOBよりも


実は右へ逃げ過ぎるOBの方が圧倒的に多い。






グリーンサイド右にある林の


更に右へ打ってしまう。








普段から右を向いてしまうアベレージが







左が恐ろしくて



更に右を向くホール。









その心理は私も例外じゃない。


こんなホールで左いっぱいに切られた日には(笑









こういうホールこそ


狙ったところへ真っ直ぐ立つことが一番大事。





「逃げすぎないこと」も


ゴルフの基本だと思っている。









グリーンセンターに正しく立つことすら


躊躇ってしまうホールは多い。






もちろんそれは


ショートホールに限らない。







山岳特有のプレッシャーは


ゴルファーを鍛えてくれる。















そういう心理的圧力を


無にするための






唯一の手段が













スパット。



ゴルフ ~修羅の道~





左が絶対にだめなホールは


左サイドにセットするのが基本。









しかし




左サイドに立つと


より右を向きやすくなるのが







万年アベレージでもある。











「どこ向いているの?」





セカンドならスパットもない場合は多々あるが





ティーショットは


ちゃんとスパットに合わせてティーアップできるのに。






もったいない。

















左に立ち


グリーンセンターを狙う。







心理的


視覚的に難しいそのマネジメントの





指標となるスパット。








あえてターフ痕のある後ろから


”グリーンセンターを指し示す位置”にティアップする。






私のスコアの元。













ありがたい位置にターフがあった(笑









更に


そのターフ痕の先に小さい枯葉が。








画像を見て欲しい。







ターフの先にある


ちっちゃい黒い点がそれ(笑











もちろん


「たまたま」ではない。






そういう目印を探し


そうなる位置を選んでティーを挿したのだから。










枯葉と


ターフと


ボールを結んだ線が






グリーンセンターを指し示す位置にあえてティーアップ。






目印がふたつあれば


無意識に右を向いてしまうことはない。






視覚的プレッシャーや


錯覚に惑わされることはない。









私の場合はこのように


ふたつスパットを探す。








ターフ痕とレギュラーティのマーカー




枯葉とレディースティのマーカー




ターフ痕と前のティの灰皿




枯葉と


ティーインググラウンド前方を囲む植樹の出っ張った枝











などなど。












ふたつあれば





ボールから結んだ直線は


高確率で目標を示しやすくなり





「真っ直ぐ立つ」という


ゴルフの大事な基本を守れる。







ボールに引いた線を目印にするよりずっと精度が高い。






3m


5mの線を引けるから。











私は下手くそで



真っ直ぐすら立てないから











これくらいやらないと。




これくらいは当たり前にやらないと。















画像の通り




バックティですら


左サイドから打っている人は殆どいない。








これひとつだけだった。



ターフ痕。













殆どのターフは


右サイドに掘られている。










左が怖いんだろう。












どの位置にカップが切ってあっても




どんな弾道で攻めようと


どんな風が吹こうと




このホールは


左サイドにティーアップしなければならないホール。












左に立ち



センターを狙い



勇気を出して左サイドのバンカーからフェード。








メンタルトレーニングであり


マネジメントトレーニングのホールだ。












左に向かって縦長なグリーンなので


右からドローで打てたら「コースなり」だけど





ドローで


その精度は私にはない(笑








ドローなら


なお更左サイドから打たないと。












左に立つ勇気。



左に振り切る勇気。









そのために



絶対にやってはいけないことがひとつ。










右を向かないこと。



















逃げちゃだめだ。



逃げちゃ。















設計者の意図なんだから。








「左を恐れず構えられるか?」



「左を怖がらずに打てるか?」


















三大基礎のひとつ



アライメントは








ゴルフの質や



弾道



プレースタイルやマネジメントにまで大きく影響する。









いつまでも右を向いていては




スコアがまとめられないのは当然というだけでなく


スイングすら正しいものは作れない。










このターフ痕



間違いなく上手い人の痕跡。









自信を持ってそう言える。










見ず知らずのゴルファーが語ってくれていた。








「ゴルフってこうやるんだよ」と。


「スコアってこうやって作るんだよ」と。













彼のお陰で攻めることができました。




4畳半の3段目に突っ込めました。



































ありがとう。