「練習でやったことを思い出せ!」




「練習でやってきたことができなかった・・・」













ゴルフって


そういうスポーツじゃない。






最近思うようになった。













練習で繰り返した反復練習は


やろうとしてやってはいけない。






「身に付く」って


そういうものではない。












やっぱりコースは





いいショットを追っかけたり


いいスコアを欲しがる場所じゃなく





自然や設計者と対話しながら


マネジメントやジャッジを考えながら





楽しむ場所だと思う。











スイングの課題は必要。





本番でできなければ


練習でどれだけ再現できても意味はない。







でも


ゴルフ場に持ち込むそれは





ひとつあればいい。











あれもこれも


いくつも持ち込んでしまったら





できもしないことをやろうとしたら









結果は出る前から決まってしまう。










練習で一生懸命繰り返す


自分が大事だと決めた課題は




無意識下で再現されてようやく自分の基礎となり


結果に少しずつ現れるもの。








コースで大事にして欲しいことは




1、実力通りの結果を出すこと


2、実力に応じた戦略を立てること


3、その戦略を着実に実行すること





この3つ。




そこに


「練習でできたことをやれること」という項目はない。













コースに出たら




必死でやってきた練習のことは






















一度全部忘れて

















思い切りの良い



邪心のないスイングをしたい。












スライス矯正に取り組んでいる人は




14ホールすべてで


その課題を実践するのは無茶というもの。





スライスするなら


左から曲げればいい。





14ホールあれば


広いホールはひとつやふたつあるはず。






OBやハザードに入ににくい



そんなホールで


課題にチャレンジすればいい。








コースで再現できない課題に意味はない。


課題は必ず持ち込むこと。




でもそれは


闇雲にやればいいってもんじゃない。









まずは



きっちりと今の実力を出すこと。





HDCP20なら


92以下でプレーすること。












私の好きな競技方法に






題名の「オネストジョン」がある。




正式な競技とは呼べないかも知れないが(笑











知らない人はぜひググって欲しい。












普段


立派なことを言っている奴らに限って




オネストジョンになると突然


低い低いスコアを設定する(笑











簡単に言えば





スタート前に自分で決めた


「設定スコア通り」のゴルフを目標とすること。








「オリンピック」などと同じで


ニギリ(賭博ゴルフ)の手段として用いられることが殆どだから




お金がかかっていないと


あまりプレッシャーにもならないかも知れないが









鍛錬研修会で実施してきた「公開マネジメント」と同じで





自分が公言したことを実行できるかどうかという


普段は感じないプレッシャーの中でプレーできるから










もちろん


ニギリはせずに






ぜひ取り組んで欲しいスタイルのひとつ。











単に「目標スコア」ではなく


”目標通り”のゴルフをする。






そして


それを同伴者に公言することに価値がある。








「その日の目標」を立てるのとは全然違う。







毎回毎回




常にいいスコアを欲しがってばかりの


強欲万年アベレージにはない発想だろう。











課題は


その範囲内で取り組むもの。






課題は


実力通りのスコアを維持しながらチャレンジするもの。








「今日は調子が悪いから


スコア度外視で練習課題をやる」







一番恥ずかしい考え方であり


一番メンタルを弱くする手段でしかないのが







そんなゴルフ。








スコアを度外視するなら


最初からスコアを付けずにプレーしなさい。









「スコア度外視の練習ラウンド」とは


そういうゴルフを言うんだよ。






強いメンタルとは


そういうこと。














HDCP通りの結果を残すこと。



課題は常にその範囲内で取り組みことで価値がある。









その土台のない人が


HDCPを減らせることはない。





絶対にない。









上達の目安は常に”今の実力”。









悪いスコアは提出しない人が


圧倒的に多いアマチュアゴルフ。






インチキハンデの元だ。






HDCPとスコアに開きがある人が


自分の実力を公平、公正に自覚できることは絶対にない。









ハンデを減らしたくない気持ちは誰にでもある。







その欲望を優先するか


自分の実力の目安として正しく管理、利用できるか






個人差の大きいのがHDCPだ。






だから目安にしかならない。


HDCPはあくまでも目安にしかならない。












厳しい俗社会。





「嘘も方便」なんて言葉も理解しないと


生きることすら辛いだろう。












せめてゴルフの時ぐらいは







ジョンのように


”正直者”で居て欲しい。
















知らない人はぜひ



やってみて欲しい。








「4本」や


「乗せない」ゴルフは





よっぽどの向上心と


勇気がないとチャレンジできないだろうし




志の高い仲間達が


一緒に取り組んでくれないとなかなかできないだろう。














オネストジョンならできるはずだ。









ニギリの手段としてではなく


課題に取り組むための指針として。







競い合う手段のひとつとして。







悪いスコアを


課題のせいにしないために。






自分に嘘をつかないために。


































自分に言い訳をしないために。