昨日のラウンドレッスン。










142y Par3




風は右からのアゲンスト。











高低差はほとんどないが






手前が谷でOB


奥はすぐバンカーがあってその後ろはOB。







グリーン右サイドはバンカーがあるが左はサブグリーンで広い。












彼は7鉄でナイスショット。







ピン奥にキャリーしたが


止まらずにコロコロと奥のバンカーへ。















このホールは詰まっていた。


前の組のパットしている場面もよく見える。







ピンポジは左サイドのセンター。







右奥から打った人はスルスルと止まらずに


左下のグリーン外へこぼれる場面がはっきり見えた。








縦位置にショートした人は


アプローチでかなり大きく左へ曲がっていくのもよく見えた。








受けグリーンであることはティからも見えたが





そんなに強烈な傾斜が左にあるようには


さすがに150y近い距離からは読めない。












お初のコースで


グリーンのコンディションも非常にいい。






9フィート以上の速さはある。






前の組のパッティングは貴重な情報源。





ティから見えるなら


もちろん必ず見るべきだ。













彼の結果は言うまでもないだろう。






ダウンヒルの速い速いグリーンの


奥のバンカーなんて寄るわけがない。







バンカーはギリギリ出ただけ。


次の3打目アプローチは上手く打ったが簡単にオーバーしグリーンの外へ。





そこから寄らず入らずのトリプルボギー。










なぜトリになったかわかりますか?







そう聞くと


彼はこう言った。






「距離は合っていると思ったんですが・・・」







確かに手前は谷だけど


谷を越すには100yも打てば十分だし(笑











ピンしか見ていないゴルフだ。









142yアゲンスト=150y




=7鉄










ヤーデージを基準にゴルフをするとこういう結果になる。



レイアウトやアンジュレーションを無視したティショットだ。












奥へミスを続ける人が


スコアをまとめられるわけがない。






グリーンの傾斜がきつく速いコースであることは


そこまでプレーして十分理解しているはず。












奥が安全なホールなんて


18のうち2つかせいぜい3つ。





そんな作りは


どのコースでも共通している。










ましてやお初のコースだ。



「手前から下から」の鉄則は


たとえショートしても守るべきゴルフの基本中の基本。









しかも前の組から貴重な情報を頂いていた。





彼にもそれをあえて見るように促した。










あんなグリーン


ナイスショットしてオーバーなんてありえない。




だったらあえて谷に落として


プレ4からのアプローチの方がよっぽどマシなマネジメントだ(笑









私は8鉄の低い球。


ショートならOK。









グリーンセンターまで142yなら


キャリー130y以上は絶対に打ってはだめ。





ミスヒットして120yしかキャリーできなくても


風のジャッジが甘くてショートしても全然OK!!








そういうマネジメント。










右からの軽いドローでグリーン手前のラフにキャリーし



一度はグリーンを捉えたが








事前情報通りボールはぐいぐいと左に流れ



ほんの少しこぼれてのカラー。










左手前。


多分ベスポジだ。








上りのストレートに近いラインに付いたと判断。









同伴のメンバーさんが褒めてくれた。



「あそこが一番だよ」










7mの強い上りは


しっかり打てたけど10cmほど届かず(笑











ストレスのないパーは






技術ではなく


情報収集によるマネジメントと





それに忠実なジャッジメントの賜物。






そのメンタルは次のホールのドライバーに


必ずいい影響を与えてくれる。






お蔭様で400yの打ち上げミドルは


今日一のナイスショットだった(笑













私はそんなに上手くないから





こうして


マネジメントでスコアを作るしか他に術はない。















こういう記事を書くと








上達できない人の多くは


「その通りに打てるからですよ」と言う。



















違うんだよ。












その通りに打てない時の方が圧倒的に多い。






自分が「そんなに上手くないこと」は


私が一番よーく知っている(笑








下手だからこそ


絶対に奥には打ってはいけないのだ。








ボギーじゃ済まないから。
















私が目指すゴルフは







「その通り」に打てた時くらいは


”きっちりと結果に繋がる”ゴルフ。






「その通り」に打てなかったときは


”正しくペナルティーになる”ゴルフ。









その通りに打てるか打てないかなんて


”打つ前から”わかることでもなければ決めることでもない。








上手くなれない人は


「その通り」に打てることを大事にする。





必死になる。












その通りに打てること=上達だと勘違いしている。













彼のショットは私のショットより遥かにいい球だった。



「その通り」にきっちり打てた。












でも




その結果がトリプルボギーだ。

















私が彼にアドバイスしたことは






「ナイスショットでもピン手前


ミスしたらグリーン手前





それがこのホールの”私のマネジメント”です。





遠目から見ても非常に難易度の高いピンポジションでしたし


奥じゃあたとえ2mについても3パット必死のグリーンですから。」









そこまで考えてプレーして


それでもオーバーしてしまったとしたら







それは仕方のないこと。















ピンしか見えない



ピンまで届かせる






グリーンしか見ない



グリーンに届かせる













そういう幼稚なゴルフは



そろそろ卒業して欲しい。






































70台










80台で回りたいなら。