いよいよ


アンカーリング禁止が具体的になってきたようだ。





ゴルフ用品界サイト


R&Aが欧州トッププレーヤーに長尺禁止案を説明








中尺・長尺パター使用者の成績向上が明確になってきた昨今


禁止されるのは時間の問題だとここで書いてきたが






いよいよだ。











プロは即


来年度から禁止となり





正式にルールブックに採用されるのは2015年末を予定しているので


アマチュアへの適用は2016年度からとなるだろう。











予想していた通りの展開となってきた。







ゴルフ業界の人間にとっては当然の予測だが






自分のスコアしか頭にないゴルファーにとっては


受け入れ難い現実だろう。









ドライバーの反発係数規制をはじめ





ヘッド体積規制や


アイアンやウェッジの溝規制


ボールの飛距離性能規制と








道具に関する規制は随時アップデートされてきた。











使用に関する議論をするつもりはない。





ルール上認められれいる道具を使う使わないは個人の自由だし


使っている人をずるいと思ったこともないし





私も一時


キャメロンのフューチュラを改造して半年ほど使用した経緯もある。










アンカーリング(パターの一部を体に付けて軸を固定させる行為)が問題なのか




通常のパターより遥かに重くなることで


ストロークが安定してしまうことが問題なのか








物理的な効果がそれによりどれだけあるのか正直わからないが


使用者達にとっては死活問題だろう。










長尺・中尺でスコアメイクをしてきたという自覚があるプロ達が


今後どのような成績を収めるのかが






大変興味深い。










プロがどんなに自己主張しても







ルールは絶対であり




成績も実力もはっきりと数字に表れるだろうから。










R&Aには明確な根拠と信念があって


過去に様々な規制がかけられてきた。







今回も当然




ゴルフとは何かを貫くための


ひとつの措置に過ぎないという姿勢だろう。











賛成とか反対とか


いちゴルファーの立場でそれを議論する必要はない。







ただ言えるのは






用具のルール規制に於いて


今まで間違った選択はしてこなかったと考えている。








今回も





いちゴルファーとして


改定ルールを受け入れ






遵守する。










ゴルフ用品に携わってきた者として


その時期その時期





とても苦労をしたもの事実だが







500yがミドルホールとなってしまったプロの世界。


女子でも250yが普通になったプロの世界。









距離だけじゃない。




コンパクションも


グリーンの速さも


ラフの深さも





尋常じゃない設定をしても


1Rで8アンダー10アンダーというスコアを叩き出す世界が








ゴルフ界にとって正しい方向性だとは思わない。












ルール改正は当然の措置であり




今後も様々な部分で


用具の規制が敷かれるだろう。








あなたが今





自画自賛しているその道具や用具は


いつ禁止されてもおかしくない。










そう思っておく方が正しいのかも知れない。








それくらい道具は進化を遂げた。











もっとも




努力もせず上手くなろうとする万年アベレージゴルファーに


道具などまったく関係ないが(笑










パターを中尺や長尺に変えて




パット数が減った人は










むしろ


その現実を認識する必要があるのではないだろうかと思う。







「パターを変えたぐらいでスコアがアップしてしまう」











ということは




それほど強力な効果があるということなのだ。













怖いだろう。



使い続けたいだろう。









しかし





以前書いたように


もう時間の問題だ。





来年には


「お前それルール違反じゃねーかよ!」






と同伴者に言われる道具になるだろう。












それで


いいスコアを出しても






どんどん周りはそれを認めなくなるだろう。











どんなに主義主張を唱えても







それがルールだ。














主義主張に関係なく


間違いなくそういう道具となってしまうのが現実だ。












「アマチュアは関係ない」と言っている奴は


ゴルフをまったく理解していない。






ゴルフには元々


プロもアマもない。





ゴルフ場のドレスコードやローカルルールを遵守することが


ゴルフにとって何より大事なことと同じで









ルールに則りプレーすることがゴルフの大前提。











ルール改定ギリギリまで使うか





早く捨てて適正パターを使う努力を


一日も早くするかは自由だが








ルール改正までの


この2年間の過ごし方で






3年後4年後の


あなたの実力に大きな差が出ることは間違いない。











正しい間違いとか


いい悪いに関係なく














現実は目の前に迫っていること




もう一度改めてここに記録しておく。



















道具に頼るな。




道具に溺れるな。









何度も何度も書いてきたこの言葉の意味を







今回のルール改訂で



もう一度よく考えて欲しい。











プロが使っているからとか


流行しているからとか





中尺は入るとか


長尺はいいとか









自慢げに書いていたブロガー達は


矛盾にまた苦しむだろう。







道具のうんちくなど




いちアマチュアが主張すること自体


自分を貶める行為でしかない。







赤っ恥をかきたくないなら





自分の経験や実力と


道具の知識のバランスを保ちなさい。










道具に頼るからそうなる。









入る入らないを


道具に依存することが







本当にスポーツなのか?










誰でもホームランを打てるバットを使って


どんな変化球も投げられるボールで









相手に勝って楽しいか?(笑













中尺や長尺が


それと同じかどうかは知らないが







R&Aはそういう認識だから規制に踏み切ったのだろう。














イップスは


自力で克服してこそ。










その努力があるから


その壁を自力で乗り越えるために頑張るから







ゴルフというスポーツに価値があると私は思っている。









ルール改定に異議を唱えてないで










苦しさから逃げるな。




恐怖から目を反らすな。











プロだって50cmを外す。



それがゴルフだ。










結果を求めず欲しがらず




結果ありきの貧しいゴルファーではなく







そのプロセスを


自分の成長を楽しめる







そんなゴルファーになれるチャンスだと捉えて欲しい。












利益(スコア)の喪失と受け取るか



自分を高められるチャンスだと捉えるか










心ひとつで




明日からのゴルフは大きく変わるだろう。












そこにはプロもアマもない。













ゴルフにどう向き合うか


ただそれだけのことだ。










誰がなんと言おうとルールは絶対だ。











まだ決まったことではない。







今月中に


R&AとUSGAが正式に発表するという報道があったレベルだ。








大どんでん返しがある可能性も



なくはないだろうが(笑








プロの間ではすでに既成事実化しているのも現実。












アンカーリング禁止は



過去のどんな規制より大きな話題となるだろう。







どんな結論となっても










道具じゃなく



実力で上手くなりたい。









下手でもいいから



入らなくてもいいから









努力を続けたい。











失敗や挫折を乗り越えてこそ



人は成長できるのだと信じているから。