先日のラウンドレッスン。





練習不足が祟り


一番弟子はすっかりバンカーがへたくそに(笑





今や二番弟子(ご主人)の方が


バンカーに関しては上手い。





確実にグリーンを捉えることができるようになった。







順調に進んだ後半の中頃の



右ドッグレッグのミドル。






しっかりフェアウェイど真ん中に運んだティショットだったが





残り150yをUTは


ぬかるんだ芝をやや厚めに入れてしまい





手前のバンカーへ。







右肩が下がり


インパクトで止まり





2打打っても出ない。







「思い切ってロブのように振り切れ!」








たったその一言で






サイドスピンも綺麗にかかり


なんとバンカーチップイン(笑





バンカーで3打打ってボギーってw








ロブショットを一生懸命練習させた成果は





必ずバンカーにも通じる。








どっちも共通していることばかり。




・しっかり開く


・下半身を動かさない


・リストを柔らかく


・きっちり振り切る









先日の


「バンカーは均してあることが当たり前じゃない」という





私のゴルフ観に





違和感を覚えたり


驚いたりされた方も多いようだが







よく考えて欲しい。







バンカーは



池やOBと同じ







ハザードだ。







それがゴルフの定義。




入った時点で


ペナルティを払ってしかるべき区域。








但し




”ソールをしないで打つ場合はその限りではない”



というのが






私のバンカーの概念。







浅い池で


水にクラブを付けないで打つなら


ワンペナは払わない時とまったく同じ感覚だ。







池を均すことなどできないし(笑



深みに入ったら自動的に一打罰。







バンカーも同様





一打罰を払い


とりあえず外へ出すという感覚。





足跡だろうが打った痕の穴だろうが


それがあることが当然だと思っている。







ハザードに入れておいて



罰もなく


いいライを当たり前だと思うこと自体おかしな話だ。






ハザードなんだから。




バンカーは。







あごだろうが



目玉だろうが






それが当然なのがバンカー。







ややアップヒルで





あごも低く



ピンが近くもない





よく均されたいいライだったら






超ラッキーの万々歳だ(笑









それでも



ご丁寧に自らペナルティ払うのが







アベレージだが(笑












バンカーと


ロブショットの概念は




明確だ。








思いっきり振っても絶対に飛ばない!








それに尽きる。






その感覚が



思い切りと


振り切ることを容易にする。








そのために


正しく準備をすることが大事。







下が砂だったら


バンカーショットと言っても誰も疑わないだろう(笑







絶対に飛ばないよう


フェースは真上を向け


柔らかい手首を使って振り切るだけ。





どんなに振っても


上にしか上がらない打ち方。







正しい準備をしたら


あとは振るだけだ。






何も難しいことじゃない。









あごの高さや


ピンまでの距離に応じて






砂質に応じて





フェースとスタンスの開き具合


ボールの位置を変えればいい。





目玉や足跡なら




ロフトを立て


中央よりにボールをセットし




バウンスを使わないよう準備すればいい。





ピンが遠ければ


場合によってはAWやPWだ。






アプローチと同じ。



状況に応じてセットアップとジャッジを変えるだけ。








まずは



「思いっきり振っても絶対に飛ばない」



そんな感覚を学ぶトレーニングを重ねるだけ。








バンカーがど下手くそなアベレージは



そういうトレーニングをしない。






やろうとしない。








だから下手なのだ。








ロブが上手い人は


バンカーも上手い。








「振っても飛ばない」という感覚は上級者への大事な登竜門。





一番弟子は初心者の頃から


ロブショットを徹底してトレーニングさせた。







苦手意識を持ってしまったバンカーも


ロブだと思えばチップインする(笑







アプローチ練習場や


バンカー練習場が併設されているゴルフ場でプレーする時はいつも




いつもより早く着くようにしている。






体調が良ければ2時間でも3時間でも早く行って練習したい。






その日のプレーのためではなく



あくまでも練習として。






タダで


好きなだけ練習できるんだ。





こんな有難いことはない(笑







ロブショットのトレーニングは


私にとって大事な練習の一部。





特殊な技術でも




特別な技でもない。







なぜならそれは



コースで毎回





必ずといっていいほどそれを必要とされ


要求されるから。







ハザードに入ったにもかかわらず


ライもよく普通に振れる





そんな超ラッキーな状況を自ら台無しにはしたくない。








バンカーで叩いてしまうことは






木に当たって


運よくフェアウェイに戻ったのに





セカンドで頭叩いてチョロったり


OB打って大叩きするのと










まったく同じだ(笑











せっかくの運が


生かせないようなゴルフは














私はしたくないな。