やっかいなんだよな。
凍ったグリーンはもちろんのこと
フェアウェイもコンコンと転がって
いつもは届かないラフや林までイッちゃう（笑
凍結時の鉄則
１、高さを出さない
ワンバウンド目がまったく計算できない。
ドライバーもセカンドも低く低く。
アプローチは極力転がそう。
全英オープンを思い出せば
下の硬い時のマネジメントが参考になる。
グリーン周りは徹底してパターで。
２、手前から下から
ゴルフの鉄則は凍結時も同じ。
上げないゴルフはこれを守ってこそ価値がある。
あなたは５０ｙのアプローチを
７番アイアンで花道を狙って転がせるか？
３、バンカー厳禁
中途半端な凍結バンカーは
ゴルファーにとっては最難関。
何がなんでも避けたい。
４、グリーンは重い
芝や氷の粒がジャリジャリと抵抗を生む。
溶けるまではある程度重いことを覚えておこう。
凍結時のフェアウェイは練習場のマットと同じだ。
ダフりざっくりはない。
ただし
ソールが跳ねてしまい
ダフりがトップになっててしまうのも
マットと同じ。
練習場だと思って打てばいい。
それだけだ。
そう思えば
カチカチに凍った所からのアプローチも怖くないでしょ（笑
だいたい
こんな状況でいいスコアを望む方がどうかしている（笑
結果ではなく
状況に応じて
正しいマネジメントが冷静に判断できるか
状況に応じた
正しいジャッジメントが下せるか
真冬の凍結ゴルフは
脳トレーニングの季節。
カチカチに凍ったグリーンに直接キャリーさせたらどうなるか
小学生だってわかること。
じゃあ
どうすればいいか
どうすれば大叩きせずに済むか
いつまでも
キャディや同伴者のアドバイスに頼るのではなく
自分でちゃんと判断しよう。
難しいことじゃない。
考えれば子供でもわかることばかりだ。
自分の実力を
置かれた状況とを照らし合わせ
どこへ
何で
どんな風に打てばいいのか
迅速に判断し、実行しよう。
そのマネジメントやジャッジメントは
何も凍結時だけにやることじゃない。
普段からやるべきコース攻略やセルフコントロールと
何も変わりはない。
判断と選択が違うだけで
やるべきことはまったく同じ。
いつもより難しい判断を強いられるからこそ
迅速な状況判断と決断力が問われる。
そのプロセスを楽しめるようになれば
普段のホール・マネジメントも楽しめるようになるだろうし
ゴルフはもっともっと楽しくなる。
日が昇り気温が上昇すると
今度はまったく違うマネジメントを要求される。
一日の中で
雨が降ったりぬかるんだり
風が吹いたり寒くなったり
するのが当たり前。
ゴルフとは
そんな刻々と変化する自然との戦い。
グリーンが凍結しているか解けているか
打ってみないとわからないような時
そのグリーンは
お日様の当たり具合はどうなのか
グリーンを影にしてしまう山や高さのある木があるのかないのか
凍結の具合はホールが進むことにより変化し
同じ時間でも溶け具合はホールによって全然違って当たり前なのだから
そんな判断を自分で下せるようになれば
一人前。
変化するグリーンの速さに対応することも
マネジメントの一部だ。
トレーニングすればいい。
大事なのはその判断の内容でも
その判断で下し、実行した結果でもない。
自分で瞬時にジャッジすること
そのために必要な情報を短時間で収集すること
その判断によって得られた結果を次にどう活かすかということ
大事なのはそこだ。
何打であがったかじゃない。
暖かい時のゴルフと何も違いはない。
やることは同じだ。
トレーニングしよう。
いつも人任せにしないで。
情報収集力
状況判断力
決断力
実行力
あなたが欲しがる
スコアを出すために
結果を出すために絶対に必要な
これらの脳力は
この季節が一番鍛えられる。
寒いから
スコアが出ないから
なんて言っている軟弱ゴルファーに
差をつけるチャンスだ。
アベレージゴルファーが
いつまでもアベレージである大きな理由のひとつが
未熟なマネジメント
と
稚拙なジャッジメント
であること
凍結ゴルフは
そこを鍛える絶好の機会であること
記録。
寒くて結果が出ないこの季節に
来期のためにどれだけ努力したかによって
来年の平均スコアやHDCPが決まる。
あなたが欲しがる来年の結果は
来年ではなく
今年
何をどれだけ頑張ったかで決まることに
早く気付こう。
そんなに欲しいのなら
そんなに結果を出したいのなら
１年２年３年先のために努力しなさい。
スイングのことばかりじゃなく
もっともっと大切な
脳力を磨きなさい。
明日のゴルフの為に
今日頑張っても明日は何も変わらない。
そんなにゴルフが簡単だったら
誰も苦労しないっつーの（笑
プレー代が安価な真冬。
やれることがたくさんあるはずだ。