PWで50Yを打つなんて


最近ゴルフを始めた人はやらないよな(笑




ウェッジだけでも3本もあるのだから


自らゴルフを難しくしちゃいけない。




極端な打ち上げでピンまで距離があるアプローチなら

いやでもロフトが上を向いてしまうSWよりPWの方が遥かに優しい。


ピンまで距離があるバンカーなら

SWよりAWやPWの方がずっとずっと優しいし難易度も下がる。




そんな当たり前の考えを今は教えない時代。



古いゴルファーである私は

3本もあるウェッジをフルに活用して


自らゴルフを難しくしないように。





同じ50Yでも


2段グリーンの奥にピンが切ってある場合と


目一杯手前に切ってある場合とでは



選ぶクラブもマネジメントもまったく違う。




同じ50Yでも


逆目の上りと

順目の下りとでは


選ぶクラブもマネジメントも大きく変わる。




同じ50Yでも


晴天無風と

風雨の強い時とでは


選ぶクラブもマネジメントも全然違う。




同じ50Yでも


アップヒルで

でっかいバンカーが口を開けて待っているような砲台グリーンと


ダウンヒルで

花道が開けていている時とでは


選ぶクラブもマネジメントも

当然スイングも別物。





ピンの位置はもちろんのこと


芝目や傾斜、ライの状態


天候ですら




使うクラブで結果が大きく左右するのが




ゴルフ。





KBCオーガスタ。


最終日、最終ホールのサードショット。


レイアップの次打を大シャンクして逆転の夢がついえた近藤プロ。




本人のみならず


ベ・サンムンを逆転することを願った人は多かっただろう。





でも私は


そこじゃない。





よくある話。



勝負がかかった一打。



ダウンヒルで


ラインを出そうとしてフェースが開きインから入れて


アウトに振ってしまう。





ライン出しでよくあるミスだ。




左右にブレさせないライン出しの技術は


インから入れてアウトに振り

右へすっぽかすことと表裏一体。




ラインを出そうと意識しすぎるとどうしてもインに上げてアウトに振ってしまう。




そのミスに


ほんのちょっとの打ち急ぎや力みが加わるだけで




シャンクに繋がる。




プロだけでなくアマチュアの上級者でもよくある。





私も何度か経験ある(笑





悔やむ一打だろうけど


そこじゃない。




16番だったかな?

15Yぐらいかな?


花道を僅かに右に外れたもしゃもしゃのラフからの




ピンが手前のアプローチ。





9鉄を使った


ランニングアプローチ。




カップをかすめてタップイン。


通を唸らせる見事なマネジメントと技術。






近藤プロの多彩なマネジメントは


女子プロやアマチュアの





お手本。





SWで足を使うことの方が遥かに難しいのに


それをやりたがるヘタクソの多いこと多いこと(笑





結果は残念だったけど


そんなお手本のようなアプローチを何度も見せてくれた




近藤プロには感謝したい。







キャリー50Y PW。




インに上げないこと


頭を動かさないこと


手首を使わないこと




2段グリーンの目一杯奥にあるピンに突っ込むイメージで。



受けグリーンの逆目を意識して。



距離感が合わずついつい大ショートしてしまう

砲台グリーンの奥に切ってあるピンに


勇気を出して突っ込む状況を想定して。



雨で重くなったグリーンと

アゲンストが強い状態を想像して。








そんな状況では


SWよりPWの方が何倍も優しく

寄る確率も格段に高い。




シンプルなゴルフとは


馬鹿の一つ覚えを指すのではない。



似たようなミスをしてしまう状況では

同じようにマネジメントすればいい。




それこそがシンプルゴルフの基本。




3ウェッジ・システムは


シンプルゴルフ


シンプルアプローチの土台であり





修羅のゴルフの大事な基礎であることを


忘れないように記録しておく。