夏の消費電力は特別な猛暑にならなくても

東京電力管轄だけで一日6000万kw以上にもなるそうです。


毎年夏にはでんこちゃんが一生懸命節電を呼びかけていますよね。

エアコンの温度を上げましょうと。



震災前で

供給力のMAXが東京電力は6800万kwだということです。



福島第一原発だけがクローズアップされていますが


報道されている通り現在の供給力は4000万kw弱という現実を見ると

火力や水力でも相当な影響を受けているものと推測されます。



震災前の半分近くしか供給できていないのですから。



しかしその情報は殆ど入ってきませんし

現在は東京電力のHPにも見当たりません。



原発のことばかりです。




火力発電所の被害と現状


そして復旧の見込みなどもぜひ報道して欲しいです。



原発での今の努力が奏功し大災害は食い止められたとしても


福島第一原発はもう使えないでしょう。



たとえ使えるようになったとしても

何年、何十年先の話でしょう。


残留する放射性物質が多ければ

立ち入ることすらできないでしょうし


近隣の反対も目に見えていますし。



4ヵ月後に間違いなく訪れる夏。


原発以外の発電所が再起動するまでに

どれくらいの期間が必要となるのか


そして今年の夏は

どれだけの電力供給が可能となるのか


私達は事前に知る必要があります。



毎年多くの高齢者が暑さで命を落とします。


計画停電が今後も必要になるのか


それはどれくらいの期間を想定するのか


今から十分な情報を開示することも

政府や東京電力、マスコミの努めだと思います。




電気事業連合会のサイトよりグラフをお借りしてきました。

ぜひこの機会に知っておいて下さい。




ゴルフ ~修羅の道~




ゴルフ ~修羅の道~




原子力に頼った結果どうなったのか


今後はどうなるのか


今(3月)と7月の需要はどれだけの差があるのか



このグラフから学ぶことができるでしょう。



私は今が

夏や真冬でなかったことを不幸中の幸いだとさえ思えます。


寒さはもちろん


真夏の炎天下の震災だったら熱中症や脱水症状

疫病の蔓延も恐れる事態だったと思います。


氷点下の寒さは本当に辛いですが

真夏だったらもっともっと多くの命を奪う事態だったでしょう。

これから関東、東北がどんな状況になるのか


本気で考えることが必要と思い


こんな記事を書いています。


原発からの放射能汚染の問題だけで

終わるわけじゃありません。



幸いにも


被災を免れたと思っている


関東圏に住む私達が



被災するは実はこれからなのかも知れません。



報道されているように


4月で計画停電が終わり


この夏も普通にエアコンが使えるのならそれでいい。



しかし


去年のような猛暑となり




計画停電が


毎日の日中に


3時間が2回とかになったら




どうなるのでしょう。




東京電力、東北電力以外にお住まいの方々の中に

関東圏で一人住まいの高齢者の親類を持つ方がいらっしゃいましたら


ぜひ考えておいて下さい。




何もなければそれでいいんです。


それが一番です。



今回の大震災や原発爆発事故は誰も想定していない中に起きました。




原発で必死に頑張ってくれている人達はいますが


必死で頑張ったから大丈夫というわけではありません。



このままでは最悪の事態もあり得るのだと

誰もが言っていることが現実であって


今が大丈夫だから明日も大丈夫だという保障なんてどこにもありません。





マスコミで専門家や官房長官や保安員や東京電力が


放射能を浴びることのない安全な場所に居る人間が




大丈夫だ


大丈夫だ



と主張しても




避難や退避の指示のせいで物資が届かなくなり


現地で実際に放射能を浴びている人に




そんな声など届くはずがありません。





大丈夫だと言い続けている専門家達だって



もし



同じ地域や周辺地域に住んでいても


自分がもし被ばくしても



本当に避難せずに居られますか?


大丈夫だから避難するなと周りに言えますか?





逆に問いたい。




あなた達は誰に対して


大丈夫だと言っているのですか?




逃げるのが常識。


逃げて当たり前。





東京に住む親戚は一旦、九州に避難為に今、準備をしています。



放射能の被害がないと


”自らが確証が持てたら戻ってくる”そうです。




それを静止する権利など誰にもありませんし


それを非難する資格など誰にもありません。





大丈夫かどうかが問題なんじゃないですよ?


安心して暮らせるかどうかが大事なんですよ?





半径80km以内の人は直ちに避難しろと


米国は自国の人達に指示を出しました。




私はその”考え方”を支持します。




安全な場所に居る人間が


どれだけ知識を振りかざし




大丈夫だと叫んでも




実際に被害に合う可能性がある人達は聞く耳など持たないことを


政府も専門家達も今、学んでおくといいでしょう。




それは


この夏を乗り越えられるかどうか


という問題も同じです。




誰も何も指摘しません。


また


間近になってから大騒ぎするのでしょうきっと。





神経質になる必要も


慌てる必要もありません。





原発の放射能漏れも


夏の停電への懸念も


まだまだ十分準備する時間があります。




今だけに目を奪われるのではなく



今のうちにできる準備は


今のうちにするべきです。




震災から一週間。


頑張っている人達が居る一方で




詐欺も横行しています。



善意を踏みにじる

鬼畜にも劣る犯罪者が存在するのも事実です。


それをどんなに非難しても必ずいるのが現実です。


便乗値上げも始まっているようです。

津軽では1L 200円で販売されているという報道も。




日本は素晴らしいと世界中から賞賛を受ける反面




これも現実です。





また


何度も書いていますが


まだまだ計画停電は続くことが予想されます。



私の地元でも死亡事故がありました。


何千、何万という命が奪われたという報道と比べてしまうと

なんだか小さい事故のように感じてしまいますが



ご自身が被害者や加害者とならないよう


止むを得ず車を運転しなければならない場合は

十分過ぎるくらい慎重に。



事故は


こっちがいくら気をつけていても起きます。



停電中の運転には十分過ぎるくらい注意して下さい。





余震も


原発事故も


計画停電の影響も




先のその先を見るくらい


今はそれくらい慎重でいい時期だと私は思います。