実に楽しかった



コース支配人とのラウンド。






数多くの会員達を苦しめた某大手ゴルフ場経営企業が


ハゲタカと呼ばれた外資に買収され





はや7年。






ハゲタカは今や




この国の


旧態依然とした古き悪しき伝統を崩壊させ





ゴルフをカジュアルに



安価で


敷居の低いスポーツレジャーに変え





おかげで



ここ数年でようやく



ひとり当たりのラウンド回数が



ようやく上昇に向かい出した。







全盛期だった頃は


ゴルフ人口1200万人だった日本は



今や800万人に届かないと言われている程


激減している今



ヘビーユーザー(ラウンド回数の多いゴルファー)をどう囲い込むかがゴルフ場にとっての大きな課題であり


生き残りを賭けた争いはより激しくなっている。







会員権所有者の多くは


高齢者となってしまった。




一時のような


投機目的の幽霊会員もまだまだ存在するだろうけれど

(暴落して売るに売れないだろうし)


無駄な年会費を払い続ける人達も激減しているだろう。




バブルを乗り越え


強い会員達に支えられ


買収を免れたコースもあるにはあるが




その数はごくわずか。





これだけゴルフがブームだと騒がれているが



実際にゴルフ人口は増えるどころか



どんどん減っているのが現実だ。





高齢化が進み


現・メンバー達がゴルフから離れるスピードは


新しくゴルフを始める初心者の数を大きく上回っている。





ゴルフ場の存続は



ビジターがいかに多く来場してくれるか






かかっている。





プレー代が劇的に安くなり


いちゴルファーとしては実にありがたいことだけど




過剰な価格競争は


ゴルフ場の存続そのものを脅かすのは間違いない。




私の住む神奈川周辺では


それでも首都圏から近いので



ある程度高額のプレー代を取ってでも来場者は多いが・・・





千葉や茨城、栃木、群馬などは




今や


平日5000円、6000円なんて


ショートコース並の価格も登場し



今後、ビジターの囲い込み競争はさらに激しくなるに違いない。





精一杯の企業努力で


サービスを低下させず


ギリギリのところでゴルフ場も頑張っている。








そんな実情を


昨日一日



様々な角度から聞かせて頂きました。







ゴルフに携わる人間として



ゴルフ人口をひとりでも増やすことは



私も含めた大きな大きな課題であり





それが出来ない限り


業界は衰退の一途を辿ることになる。






特に


女性ゴルファーの獲得は



ゴルフ場にとっては至上命題。





女を呼べるコースは


必ず男が付いてくる。





会員にならずとも


お気に入りのコースは誰にでも


ひとつはある。





立地やコース


サービス面からプレー代金に至るまで



すべてを満たせるコースなどそうそうないでしょうが





大事にしたいと思うコースであれば



ぜひ



可愛がってやって欲しい。






受付のスタッフへの


挨拶や態度




プレー中


この酷暑の中、毎日毎日


コース管理を汗だくでされている管理スタッフや



キャディ達





レストランのスタッフ達への


ご馳走様の一言や



風呂場やロッカールーム

トイレなどを掃除してくれているスタッフへの





労わりの一言を






ぜひお願いしたい。





そんな一言が



彼らの


一番の励みなんです。





来場者の笑顔と感謝の言葉が。










金を払っている客なんだと


偉そうに振舞うだけの傲慢なプレーヤーに




今以上のサービスを求める資格などない。







もちろん


金を払う価値もないようなコースは




残念ながら今でも存在する。






その中でも


気持ちのよいサービスを提供しているコースでプレーできたのなら



その気持ちはぜひ


言葉や態度に表して欲しい。






頑張っているコースには


ちょっとした応援をしてやって欲しい。




ボールやティー


ソックスなど




大手量販店並の低価格を提供しているコースも多数ある。




どうせ使う消耗品を買うなら


そんなゴルフ場で買ってやって欲しい。


どうせプレーするなら


そんなコースへ友人、知人を誘って行って欲しい。




どうせコンペを開催するなら


そんなゴルフ場を選んで欲しい。






よいサービスを必死で提供する努力をされているコースには




そんなちょっとしたことが




一番の応援になると思います。







ハゲタカと呼ばれた存在は



今や、この日本にはなくてはならない存在となり





その努力は


ハンパじゃない。




1円でも安くプレーしてもらう為の努力は


必ず私たちゴルファーに還元され




還元された分はまた


ゴルフ場に注げる。






暴利を貪った


旧態依然とした体質は殆ど淘汰された。





サッカーをやるように


野球をやるように


テニスやバレー、バスケをやるように



ゴルフをやって欲しい。




そんな夢を持って指導者の道を選び


挫折も味わったけれど





居場所は違っても


同じような夢を持った支配人と過ごしたターフの上は




とても有意義な一日でした。







ハーフ終了し


インターバルが1時間半も空いてしまったので




肩の痛みがひどかった私は

浴室で横になりたいとお願いすると


掃除中のスタッフに声をかけて頂き

掃除を20分ほどストップさせてくれました。





たった20分


身体を横たえる場所を提供してくれるだけで





私の身体はとても助かる。





そんな


目に見えないサービスも快く提供してくれた。





高齢化が進む日本において


このような臨機応変で


心優しいサービスは




どんどん必要となってくるでしょう。





「これからも応援したい」




そんなゴルフ場に出会えた事がとても嬉しかった。




何度かラウンドレッスンで利用させて頂いていますが



これからも


微力ながら応援させてもらいます。





3段グリーンが3つもあり


グリーンの平均面積はなんと




700㎡以上で(゜Д゜;ノ)ノ




パッティングではさんざん苦しめられたけれど(爆




狭くて短くても


グリーンの状態が非常にいいコースは


信頼できます。






明日


早速ラウンドレッスンで利用させてもらいます。







ハゲタカは



白鳥となり







これからも日本のゴルフを


どんどん変えていくことでしょう。