極端な左足上がりのライは


ダウンヒル(左足下がり)よりは打ちやすいと


安心感を持つアマチュアが少なくありません。









アップヒルは決して優しくありません。



気をつけるべきポイントがとても多いアプローチ。


私は自分にそう言い聞かせます。





実際


ラウンドレッスンをしていても


アップヒルの方が距離感が合わない人が多いです。




私が注意している点は主に3つ。




・ロフトのあるウェッジは持たない


・無理に左足体重にしない


・フェースを送り出そうとしない






これだけ傾斜があると


56°や58°が60°以上のロフトになってしまいます。


今回はピンが近かったので54°を使いましたが

SWを持つ事はまずありません。


場合によってはPWでも十分な高さが出ます。




平らなライと違い


振り上げると更に高さが出てしまうので

傾斜なりに振ることも意識しません。


”平らと傾斜の間”ぐらいの角度に振る意識です。



また


通常のアプローチのようにフェースの向きを変えずに送り出そうとすると

”思ったより上がってしまいショートする”ケースが非常に多いライなので



動画のようにややフェースをローテーションさせます。


傾斜の分、自然と高さが出てしまうので

やや低く打ち出すようなイメージで打ちます。




また


体重配分は


当然左に乗せないと真っ直ぐ立てませんが・・・



左に重心を無理にかけようと意識すると

どうしても重心が高くなり(傾斜の分高くなります)


トップするミスが出やすくなります。



左に乗せるというより


右足でつっかえ棒をするように


自然に立つ意識を大事にします。



左に乗せるのではなく


この傾斜を”バランスよく安定して立つ”


という自然な感覚を重要視します。



それがやや右に重心が乗るような感覚であっても

それが正しいと私は考えています。



下半身は安定させることが最優先。


左に乗せなきゃと思う意識の方が

かえって不安定な下半身を作ってしまうケースもあるのです。


もっとスタンスを広くしても構いません。

スムーズに振れる足場を作ることが一番大事です。



このライも右足の動かさないことにかなり意識を払います。


アプローチやバンカー全般で随時書いていますが


私にとって右足の安定は


アプローチそのものの安定に等しいと思って練習しますし

右足の安定を本番でも絶対に忘れないようにしています。




私自身


グリーン周りのアプローチの中でかなり注意を払うライが




このような



急なアップヒルです。